インナーチャイルドの声を聴く。

 クライアントさんの前回の90日コーチングは、今まで先延ばしにしていた大きな決断ができたり、目に見える変化がとてもありました。マインドの変化として執着をいろいろと手放せたからです。

 それから1年以上経過しまして、好きでも嫌いでもなくといった仕事場にいらっしゃるそうです。ちょうど、上が抜けるタイミングで、成長もしたいので、コーチングを再びお願いしたいというのが一つ。もう一つは、マインド的に周りに振り回されないような、強さを持ちたいとのことでした。環境がガラッと変わった前回のコーチングから、今回は、もっと自分の内側の変化のため、自分と向き合ってみたいとのことです。自分の意見をはっきり言えたりできる、マインドの強さを持ちたいとおっしゃっていました。

 いろいろとお話をお聞きしていくと、クライアントさんは自分のことをあまり主張しない代わりに、周りの人は「え、そんなことまで話す?」というほど、かなり傾聴をされるようでした。なぜ、よく人の相談を受けるのかというと、「誰にでも平等に接する。評価しない」と言うことを、子供時代の経験を通して決めたそうでした。だからいろいろと話しやすい相手に思われているそうです。

 そう言えば、最近、傾聴トレーニングを始められたクライアントさんも同じことをおっしゃっていました。そのとき私はこう思ったのです。人に話を聴いてもらいたいから、自分が人の話を聴いてあげようと思っている。そして、普段人には相談しない自分も一緒にカタルシスがおきているのではないかと。今回のクライアントさんにもその話をシェアすると、「なんかわかる気がします」とおっしゃっていました。


 つまり、クライアントさんは、自分の声を聴いていないのです。人の相談を受けるけれど、自分のことはほとんど人に話していない。その理由は「自分が傾聴する深さで話を聴ける人はいないと思う」という考えでした。子供時代にそう思うようになった理由が見えてきました。

 ということは、「私の話を聴いてほしい」と心の奥底では思っているということです。声を出してあげないといけません。そう言えば、最近ボイトレを始めたそうで、とても大きな声が出ると先生に言われて、びっくりしたそうです。つまり、声を出したことがないから、自分でもびっくりしたということではないでしょうか。私はもともと声が大きいと思っていましたが、実際に歌うと声が小さい?!と言われてびっくりしたので、逆です。(笑)もともとしゃべる人は声が大きいと自分のことを思っているのに、もともとしゃべらない人は、声が思ったよりも大きいと気づくというパラドクスです。

 そして、今回の90日コーチングは、「自分の声を聴く」ことがテーマになったのです。インナーチャイルドが、「声を聴いてほしい」と、ノックしてきたのでしょうか。インナーチャイルドの声はなんて言いたいのでしょうか? まだ聞こえてこないようですので、これから海の底の方へ、潜っていきたいと思います。



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