自宅サロンコンサル(清掃・レイアウト・集客について)

 長いお付き合いのクライアントさんが増えてくると、いつのまにか、手に職と言う形で、独立の方向へ歩みを進めている方が出はじめてきました。先日は、『ひとみずむ1』を書いて下さったクライアントさんの自宅へ行って参りました。彼女とは運命的な出会いで、セッション中に引っ越しが決まり、たまたま私の家のマンションの前だったのです。その後、友人としてお付き合いさせていただいています。
 そろそろ練習を積んでいきたいとのことで、部屋もサロン風に変えていきはじめたところのようです。本音を言ってくれるような友人の意見を聞いたり、私にも確認をしてほしいとのことで、伺いました。



 開業ということで、お花と店舗で使えそうな、カード立てをプレゼントに。「まだ、開業したわけじゃないけれど(笑)」と彼女は言っていましたが、意識を開業した気分に持っていくべきです。(笑)だからお花を持って行きました。



 チェックに来たわけですので、早速入口のドア周辺の埃を発見してしまいました。(拭き上げ後)

 まだ、店舗としてのレイアウトを決めていないようです。「ワンルームだから、自分のベッドが見えないほうがいいかなと思って、ベッドを捨てることにして、布団でいいかなと思っている…」と友人。友達にもベッドの件について、チェックが入ったようで、捨てる決心をしたようです。

 「え、ちょっと待ってよ。ここにパーテーションを立てることもできるし、ホテルのようなベッドカバーもできるし、そんな自分を犠牲にしなくても。(笑)」私がそう言って、ベッドを捨てることを反対すると、「あーそうか」と気が変わり始めていました。とりあえず、一旦置いて、他のレイアウトも考え始めました。

 まず、お客様の施術場所が決まると、ソファーの位置も見えてきて、あっという間にレイアウトが完成。そして、ベッドが気にならないように、私が持ってきた花をベッドの前の台の上にのせることを提案してみたところ、雰囲気が急にサロンになりました。
 そのとき、「ベッド捨てなくても大丈夫そう!」と決断が覆りました。翌日、ベッドの回収を依頼していたようなので、すぐさまキャンセルの電話を促しました。これで、ベッド回収費、1万円強の節約にもつながりました。
 指摘もして、ソリューションも提供することで、どんどんと改善の方向へ進んで行きました。

 



 お客様のソファーの位置が決まると、そこから見えるステンレスの曇りも発見し始めました。




テーブルを少し動かしたらネジが2本落下。他もゆるゆるだったので、締め直しました。

それから、壁にひびが入っているのを3か所発見。どれも1メーター以上ひびが入っていました。友達全員にも指摘されていたようですが、みんなどう対処していいか、わからなかったようです。



 「そんなときは、クロスの穴埋め材でふさげばいいよ」と私はここでもソリューションを提供。だんだん、自分がドラえもんのように思えてきました。何かと道具を持っています。(笑)前のマンションなので、家に道具をとりに帰り、また友人の家へ戻って作業に取り掛かることに。





かなりヒビが入っていたので、若干厚塗りをしました
ソファーの位置から5メートルはあるので、お客様も気にならないレベルになったとおもいます。

そのほか、細かいところの掃除も行いました。
壁の立ち上がりです。




激落ちくんと雑巾で拭きあげ完了。



スイッチの黒ずみは、「サッサ」で拭きあげ。
 
 友人はきれい好きですが、「ステンレス」などは、言われて初めて汚れていることに気づいたと言っていました。やはり、家と店舗の違いは、そういうところに出ると思います。私のマクドナルドでの経験は、店舗目線です。散々、細かいチェックを受けてきたので、気づけるようになれたのです。友人も細かいところの基準を1度教えただけで、次々と汚れが見えてきたと言っていました。知ることで、それだけ意識が変わると言うことだと思います。 

 2人で手分けをしたら、90分くらいで終了しました。友人も自分の部屋がサロンに見えてきたみたいで、イメージがますます湧いてきたようです。

 その後、ディナーをしながら、お客様にどう知ってもらうか?など、やることをさらに明確にしていきました。 
 お客様が知りたいのは、どれくらいの時間で、どこまで効果がでるのか?ですから、友人の場合は、なんといっても「ビフォー・アフター」をビジュアルで見せることではないかと、話しながらまとまっていきました。

 私の9年間のサラリーマン時代は、店舗勤務。今も、自宅兼事務所ですので、店舗勤務のようなものです。気付けば合計18年ですので、「店舗チェック」というメニューも今年は、やってみたいとおもいます。私のチェックは、きっと細かいですが、ソリューションも提供して、すぐに改善へとつなげていきます。

 次のチェックは、また1カ月後ということで!お疲れさまでした。