【相手の中に答えありました。】


コーチングの深いところ・・・



コーチングは、質問をしていきますが、



コーチは、相手の中に、答えがある。ということで、



アドバイスは、しません。



では、どうするのか?



ひたすら、相手に質問をしていきます。



そして、その答えをまとめながら、繰り返したりしながら、



フィードバックをしていき、時には、コーチが感じたそのものを


フィードバックします。


「○○と言っているように聞こえます。」とか。



そうしていくうちに、クライアントさんに、気づきが生まれます。




先日のコーチングで、コミュニケーションの部分で悩んでいる方


だったのですが、やはり答えは、そのヒトの中にありました。



「こういう風に、接したら、相手にいいだろうにな・・・」



という考えを持ちながら、



そういう風に相手に振舞うことができないのです。



それは、何だったのかというと、



頭のなかに、もう一人の別の自分がでてきて、そのヒトが、



こうしたら、いいだろうにな・・・の部分をかき消していたのです。



それは、「こうしたら、相手に、こう思われちゃうよ・・・」



と怖がっている自分でした。



どんどん話を聞いていくと、



その声は、なんと、何年も前の自分だったのです。



過去の失敗体験の自分が、



今、よかれ、と思って何かをしようとしている自分を止めることが



あるということです。




話すこと1時間、その方は、やっとその自分の存在に気づきました。




しかしながら、その過去の失敗体験の自分があって、


今の、考え方的にも成長した自分がいるのです。


そのような話も引き出しました。



だから、「それをやっちゃダメ」と言ってくる、自分は、



感謝すべき自分でもあるので、先ず、その存在が出てきたら、



感謝して、そして、今、本当にやりたい!と思っている



自分の感情を大事にしていけばいいと思います。



というフィードバックをしました。



コミュニケーションの仕方、つまり、小手先のノウハウを


知っただけでは、根本にある、問題が解決してないので、


いつまでもシックリとこないものです。



やっぱり、相手の中に、答え ありました。



解決後、こんな質問をしてみました。



「今、何が見えますか?」って。


そうしたら、「青が見えます。青い空の色です。」と。



ひたすら、相手の話に耳を傾けるということは、


本当に大きな気づきがうまれるものですね。



コーチングとの出逢いは、私の人生を変えました。