本当はやりたくないんじゃないですか?

 「自分のファッション業界で働いてきた経験を生かして、ファッションコンサルをしていきたいので、準備をしている」という話が、『ひとみの部屋』20分セッションの中でありました。

 数年前から、副業準備を少しずつ進めてきたようですが、いよいよ会社を辞めるという決定をしたので、本業にしていきたいところです。

 これから始めるにあたり、どんなサービスがあるのか、いろいろとチェックしてから自分のサービスを考えていきたいと話していました。しかし、話しながらあまり楽しそうに見えませんでした。(笑)

 もう18年前になりますが、私がアパレル店長をしていたころ、はじめてお客様で「パーソナルスタイリストをしています」とおっしゃる方に出会いました。そんなお仕事があるのか!と驚きましたが、2005年当時、欧米では普通にあるようでした。

 またそのころネットで、パーソナルカラー診断をされている先生を見つけ、メールをしたら、今でいう「案件(ブログ)」のような形で、無料で診断を受けさせていただいたことがあります。

 そのように2005年当時は、まだ日本で珍しい「ファッションコンサル」の分野でしたが、いまではもう飽和状態です。むしろ、コーチよりも飽和状態かもしれません。

 それでユニタスさんは、現在のニーズをチェックしたうえで、自分のサービスを考えたいと話していました。

 その方が全部話し終えた後、私はこんな風にフィードバックしました。

「その話を聴きながら、私はほかのことを考えていたのですが、(笑)そもそも診断とか、必要ないと思っているんじゃないですか? むしろ、辛口ファッションチェックのほうが、面白そうと思いますし、そっち路線なのでは?」

 すると、ユニタスさんは、「そうです」と言いながら、大爆笑をしていました。図星だったようです。(笑)

 「ファッションフィードバック」というメニューはどうでしょうか? 自分のことを棚に上げますが、(笑) 私は街歩きをしながら、いつも心でファッションチェックをして、自分を顧みるようにしています。

 人が変わるために必要なのは、知識の前に「フィードバック」だと考えています。「ダメなところを教えてください」と自分から言わないと、なかなか人は言ってもらえません。

 しかし、相手がプロだとわかっていて、信頼関係があるのならば、今回のセッションのように、「本当はやりたくないんじゃないですか?」と、本音でフィードバックできます。クライアントさんと、そういう関係性を作り、そして自分自身ががプロになることを、これから覚悟しなくてはならないでしょう。

 ダメ出しファッションチェックコンサル。私もやりたい。(笑)

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★ユニタスさんより、ご感想いただきました。 

いやあ~~見つかったわ。バレましたよね、完全に。(笑)世に習って大人しく始めようかと思い始めてましたけど、このタイミングで話せて良かったです。(中略)

成功例を真似するのは、方向性/テーマや内容そのものではなく、人気にする施策とか、場所ややり方、ですね。そして、需要ありそうだけど、皆がやっていないことをやらなきゃ!

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 20分間で、本音が詳らかになりました。自分にしかできないサービスを世の中の人々の幸せのために生かし、世界平和に貢献しください☆彡