コツコツの道を考察する『The Art of 1D1U 』が、3部作になりました。目には見えない教わり上手「Watch & Learn」を追加します。
職人なんかは、「背中を見て学べ」と昔から言われています。背中を見て学べとは、言葉以外の背景を洞察してみたり、それこそ、師匠の自己基盤を見抜いてみたり、やり方より出所を発見してみたりすることだと私は解釈しています。教わることが好きでない人は、この技術が磨かれます。
以前、自分の汲み取り方について、ブログに書いたことがある気がします。「私はどうしたらその境地になれるのか、考えてみます」と。今思えば、自己基盤(出所)が大事だと考えているから、その言葉になったのでしょう。
メンターとメールのやりとりをしていたとき、「どうしたらメンターみたいな発言になるんだろう?」と考えていました。そういうものの見方です。なかなか方程式の解は見つかりませんでしたが、今ようやくわかりました。メンターのフィードバッグの立ち位置から物事を見られるようになったら、アウトプットも変わりました。
いずれにしても、自分の中にあることでしか質問は思いつかないので、やはり自己基盤が鍵になるのです。
まず6月は、Epi.1 「教わり上手の技術」から。こんな名言があります。
「型ができてない者が芝居をすると型なしになる。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか? 結論をいえば型をつくるには稽古しかないんだ」(立川談春さん)
守破離の「守」の段階にあるときは、自分を押し殺して型を学ぶことに専念すべしです。とてもシンプル。自分のフィルターに通さず、そのまま素直にやれば良いのです。
それにしても私は、また新しいテーマを作っていますが、「教わるという一見受け身なことを、能動的にしていく」技術なわけですから、これは人生が変わるシリーズとして、言語化しないといけない、そんな使命も感じ始めています。
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