1D1U Campの『ひとみの部屋』で、まずは近況をお聴きしていたら、「ときめく服ってどうみつけるの?」というテーマになっていきました。YouTubeの文字起こしから、セッションのやりとりを再編集したのが以下です。
Sさん:Sさんに断捨離のお手伝いをお願いして、色々アドバイスをもらっているんですが、かなり減らせたものの、途中から進行が遅くなって困っています。
隊長:どのくらい進んだんですか?
Sさん:おそらく3分の1くらいは減らせたと思うんですけど、残っている服を見るほど、あまりときめかないんですよね。自分の服とうまく付き合っていけばいいかなって思っていて、どこで妥協すべきか迷っています。
隊長:それなら、今日もときめかない服を着ているんですか?
Sさん:この服は安心する服なんです。私はもともと服にときめかないんですが、おしゃれな人はどんな感じでときめくのか? ときめくという感覚がよく分からないんです。お出かけするとき、この服を着ると気分が上がって自信が出るとか楽しくなる服があるのかな?私にはそんなすごいものはないなぁと。それは単なる自分の妄想なのか?それとも実際に何か感覚があって、それがピッタリ合うとときめくんだよみたいなものがあるのかっていうのも、ちょっと分からないんです。現状は「ときめく」服がないことが分かったって感じです。
隊長:「ときめく」という言葉は、ピッタリな人もいればそうじゃない人もいるかもしれないけど、高揚したり、気分が上がったりする感覚があまりないってことですか? 本にはあるんですよね?
Sさん:本にはあります。
隊長:じゃあどこかにあるじゃないですか?
Sさん:そういう本で感じるときめきが服にもあるのかなと。読んでるだけでワクワクする本はすぐに想像できるんですけど、そんな感じでワクワクする服ってあるのかなって。みんなは、そういう服ばかりを選んで買って毎日楽しく過ごしているのかなって思っています。
隊長:本以外にもときめく感じのものってありますか?
Sさん:文房具とかですね。服は可愛くていいなとか、かっこよくて素敵って思っても、自分が着るとなんだかしっくりこないなぁとか、自分が着て外に出るとき、ときめきっていうのがあまり感じられないんですよね。似合ってないみたいな感じがしてしまうんです。
隊長:洋服とかより和服の方、なんかお着物とかの方が似合いそうですよね。
Sさん:着物は手入れとかが、めちゃめちゃめんどくさそうなので、そっちには多分着ないと思いますが。(笑)
隊長:洋服でも和風チックな洋服とか、そういうほうが似合いそうな気がします。日本的な洋服っていう。
Sさん:サムエとかですか?(笑)
隊長:色とか素材とか、洋服だとあんまりピンとこないんだったら、もしかしたら素材とかで似合うものとかあるんじゃないですか?そういうのが見つかったら、感じられるかもしれない。
Sさん:なんていうか、なんかおしゃれて窮屈だったりするので、おしゃれをしないと、行けないようなところは我慢して着ていくんだけども、そうじゃない時には、わざわざ着ないみたいな感じになっちゃって、日常に全然おしゃれが融合されないというか。そんなおしゃれしなきゃいけないような時ってないので、そうするとおしゃれな服っていうのは、本当に特別な時だけ着るけど、それ以外はもう忘れ去られてるみたいな、そんな感じになっちゃうんで、そのあたりも今分かってきたところで、もうちょっと日常に自分の好きとか、似合うとか、そういうこうしっくりくる服を着たいけど、今はなんか安心感しかないのかな、みたいな感じです。
隊長:ヨーロピアンとかそういう感じじゃなくて、やっぱりちょっとアジアっぽい感じのほうが似合う感じがします。ナチュラルな感じとか。なんかコットンとか、麻とか似合いそうですけど。
Sさん:そうですか。素材で考えたことはなかったです。
隊長:なんか今着てる服は、アメリカンカジュアルみたいな感じですよね。そういうものよりも、麻とかふわっとした感じもので、ブルーとかオレンジとか黄色とかそういう、鮮やかな色いいですよね。この前、着ていたような。柄よりも色と素材で組み合わせる感じとかは、似合いそうな気がする。
Sさん:じゃあちょっともうちょっと安心できる服を減らして、そういう楽しめそうな服にシフトするっていうことを、ちょっと考えてみたいと思いますね。
隊長:ユニクロとかも最近いろんなデザインもあるし、ナチュラル素材の服だったり、鮮やかな一枚をさらっと着て、シンプルなパンツとかでもスカートでもいいし、そういうナチュラル素材で、明るめの色とか着たら、周りの人から見ても華やかに見えるし、それを着た自分は、顔がぱっと明るくなるから、似合うなぁとか、なんか気分がいいなとかってなりそうですよね。
Sさん:似合う素材がを見つけて、その素材で色を試してみるみたいな。そう考えてやってみたいと思います。
隊長:本当にときめかないのは断捨離して、自分に似合った色と素材とテーマを見つけて着たらいいと思いますよね。その感覚がちょっとつかめてくると選ぶ時、選びやすくなるって事ですよね。
Sさん:ちょっとなんとなく方向が分かりました。
隊長:夏は似合いそうな素材のものはいっぱい出てくると思うので、いいんじゃないですかね。
Sさん:そうですね。
隊長:ちょっとふわっとした方が雰囲気とか、あと声とか髪型とかにも多分合うと思うから、自分の雰囲気がどういうものか、知らないんじゃないですか?
Sさん:あんまり知らないです。
隊長:だから自分ってこんな感じだよねっていうのがわかれば、それに合うやっぱり素材や色を着ればいいから。例えば、私とかだと本当に無地のものを着ると似合わないっていうか、垢抜けない感じになっちゃうんですよ、急に。それよりも花柄とか好きですし、そういうのを着た方が、似合う感じがするので、やっぱり自分に似合うものを知ってるし、自分が着た時に心地いい感じがするとか、自分らしいなと思うのがわかってるから、それさえつかめば、選びやすくなりますね。だから自分のことがよくわかってないから、まずはファッションは自分を知ることですよね。例えば、自分がどの国に行ったら、なんかフィットするみたいなものですよ。ファッションって国によってちょっと雰囲気違うじゃないですか。そうすると、私はやっぱパリとか好きで、似合うものいっぱいあるわ!みたいな感じですけど、アメリカとかに行くとみんなカジュアルすぎて、違うなと。アジアに行っても、やっぱちょっと違うし、いろんな国に行って、自分がどの国に一番フィットするかで、やっぱりパリですね。写真の上手いクライアントさんとパリに行った時、色々写真撮ってもらいましたけど、自分が着てる服がパリの風景に溶け込むようにフィットしてたから、そういうの見つかると楽しくなると思います。
Sさん:全然周りとか見てなかったです。周りの人がどんな服を着てて、自分が浮いてるのかどうなのかとかもあんまり気にしてなかったんで。外に出た時に、周りの人がどんな服を着て、こんな雰囲気っていうのを見ながら、自分はどうなんだみたいな感じで見るみたいな。
隊長:自分が似合う国の感じとかあると思うんで。日本って色んな国から輸入しているじゃないですか。だから日本人のファッションて、似たりよったりもあるけれども、選びたい放題だから日本ってだから逆に難しいかも。
Sさん:映画を観た時でも、そういうところを見てるわけですね。
隊長:そうですね。自分が着たい服とかイメージして観てます。自分に合うテーマを見つけることが先で、その後によく選んで新しい服を買えればいいですね。
Sさん:そんな感じっていうのを自分の中に作っといて、それに合わせて選ぶってことですね。ファッションコンサルしていただきましたありがとうございました。
クライアントさんの悩んでいる部分が、「ときめく感覚が、服に関してはない」というところでした。一方、趣味の本に関しては「ときめく」感覚があるそうです。なぜ、ファッションに関してはないのか? そんなテーマで話は進んでいきました。
結局のところ、自分のことを知ることが、ときめく服を見つけるために必要なことです。それは、自分にはどんな素材、色、テーマが似合うのか? を知ることです。そうやって、似合うものを身に着けると、自然と顔が輝くのです。それが、「ときめく」という結果につながるのだと思います。
販売をやっている人は、多くのお客様を見てきているので、似合うものを見つけるのが得意です。美容師が似合う髪型わかるのと同じです。私のメンターが、「この髪型にしてくださいと言われたら、それは失敗の始まり」みたいなことをおっしゃっていました。(笑)
プロにどんな服が似合うのか見繕ってもらってみることがいいかもしれませんね。セッションをしながら、Sさんの似合う服が私の脳裏にイメージできていたので、それをお伝えした感じでした。
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