「自己基盤を整えてきて、仕事でも変化がでてきて、次は人の話も聞いてあげられるようになりたいと、傾聴を学ぼうかなと思って調べたら、100万円するんですね。だったら、堀口さんのコーチングを10クール受けたほうが、よさそうですね。(笑)」
リピーターのクライアントさんがおっしゃいました。私がコーチングを学んだころは、コーチングがこれから広まっていく、というようなときでした。3年間のカリキュラムで600,000円。しかし2年後くらいになると、同じカリキュラムなのに履修期間が1年半に短縮されて、受講者を急がせるようになっていました。私はじっくり3年かけてコーチングを学び、マンツーマンのコーチングプログラムを受けたり、スキルアップを図りました。
実際にコーチングを仕事にしていると、心の傾聴も学ぶ必要がでてきて、メンタルケア講座も受講。やはり100万円以上かかります。私は傾聴を学び、実際に仕事にして、クライアントさんにも変化をもたらすまで時間がかかりました。仕事にできたのは、いい方なのかもしれません。私と同じコーチングプログラムを学びたいといって、何人かのクライアントさんが高額を支払い受講していましたが、全員途中で脱落し、知っている限り、誰もプロコーチになっていません。コーチングに限らず、学びを生かし、自分の未来を叶えている人と、そうでない人がいるものです。いったい、何が違うのでしょうか?
そこで、目には見えな教わり上手「Watch& Learn まねる」では、学んだことを生かせる人になるための視点を考察したいと思っています。「学んだ」ところで終わらせず、学びに息吹を吹き込むこと。学んでいる時間を流しているだけではもったいないです。
実際のところ、過去と未来はありません。存在するのは「今」だけです。昨日描いた絵は、残るけれど、今の瞬間、未来になります。今やっていることが過去として残り、今やったことは未来にもなる。「今」をどう過ごすか? 同じものを見ても、どこまで見抜いているのか? インプットする瞬間どこを見ているのか? 何を過去に残せるのか? 何を未来に生み出せるのか? すべては今の過ごし方なのです。
「学ぶ瞬間」どこを見ているのか? 瞬間について考えることは、いろいろなことにも生かすことができるでしょう。映画を観たときも、いろいろな視点から観ることができると面白くなりますし、人の話を聴くときも、どこまで聴くことができるか? 出所は同じ視点です。「見て学ぶ力」を磨くと人生が豊かになるのです。
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