18年目が答える、独立起業して一番大変だったことは何でしたか?

 先日1D1U Campのオンラインセッションで、私が起業した歳の方とのセッションがありました。起業をしたばかりということで、「1D1U コミュニティーがどう作られたのか?」 など、興味があるとのことでした。なので、セッションというよりも、私の経験をシェアする場になりました。

 1D1U ができたいきさつは、セッションやセミナーを沢山していく中で、結局は「やりかた」よりも、続ける力、「自己基盤」が大事だということに至ったことです。

 では、自己基盤を整えることをどう教えるか? ある日、英会話の先生に「君の生き方は、1日を1ユニットとして、考えているよね」というフィードバックを頂き、それが「ONE DAY ONE UNIT」というコンセプトの誕生の瞬間になりました。

 それから、そのコンセプトをどう教えていくのかを考えたとき、まずは本を書くことを考えていたのですが、なかなかできずにいて、そんなとき「何かノートブックを作ってみたら?」という英会話の先生の提案がありました。そこから手帳というアイデアになり、出来るだけコストをかけずに手帳を作るとなると、自分でフォーマットを作って、印刷するというアイデアに至りました。

 そして、手帳だけを販売して終わろうと思っていたのですが、「手帳を買ってもどうせ書かなくなるんだから、手帳を使うコミュニティーでも作ったら?」と、また先生からアドバイスを頂き、まずは1回目の手帳販売とコミュニティーをやってみたのです。すると、2回目も開催してほしいと言われたので、それから35回も続いてしまいました。スピンオフも合算したら、60カ月も1D1U Campを継続していることになります。「習慣になると、手帳は要らなくなる」と謡ってきたように、今では、白紙の紙を希望する人がほとんどになりました。

 この1D1U のコンセプトに至るまで、独立して13年かかっています。それまで5000回はセッションをしてきたでしょう。自分にしかできないコンセプトに辿り着くまで、時間がかかりすぎているかもしれませんが、独立当初に考えていたアイデアは、3年くらいですべて使い果たすものです。(笑)


 「独立起業して一番大変だったことは何でしたか?」という質問もいただきました。喉元過ぎれば熱さを忘れるで、そんなに大変じゃなかったような気もしたのですが‥‥少し考えて思ったことは、「プロの洗礼」です。たくさん失敗しましたし、たくさん怒られてきました。思い込みも強かったでしょうし、自我も強かったでしょう。プロとしての経験がまだ浅く、プロと言えるまで時間を要しました。そして、ルールを破ろうとするところがあるので、批判も受けるわけです。黙らせるところまで、(笑)いろいろと試行錯誤してきました。

 そのほか、集客はどうしていたのか? という質問もいただきました。アパレル店長をしていたときから、読者がたくさんいたので、なんなら、独立する前の方が有名だったと思います。(笑)メンター曰く、「堀口さんは、もともとファンがいたから」というのが、独立して最初からうまく行った秘訣だと言われたことがあります。それはおっしゃるとおりです。サラリーマン時代をうまく利用していたと思います。 

 そのほかにもたくさん答えられることもありましたが、時間もオーバーしてしまいました。私の昔話がニーズを生み、説得力のある年齢になってきたことを自覚しました。(笑)


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