プロンプトを書く時代から、AIのOSを設計する時代へ。

今、多くのAI活用は「どんなプロンプトを書くか」に注目しています。

もちろん、プロンプトは大切です。


でも、AIとの対話を続けていると、プロンプトだけでは説明できない差が出てきます。

同じChatGPTを使っていても、

人によって返ってくる言葉の質が違う。


その違いをつくっているのは、

その場のプロンプトだけではなく、

日々どんな問いを投げ、

どんな文脈を渡し、

返ってきた言葉にどう反応し、

どうフィードバックしてきたか。


つまり、AIとの関わり方そのものです。

私はそれを、AIのOSと呼んでみたいと思います。


以前、「Prompt Dojo」という小さな実験の場を開いたことがあります。

そのときに扱っていたのは、主に「プロンプト」でした。


ChatGPTに、どのように問いを投げるか。

どのように具体的に依頼するか。

返ってきた答えを、どう受け取り、どう選ぶか。

複数のAIを使いながら、違いをどう見るか。

AIを使ううえで、プロンプトはもちろん大切です。


同じChatGPTを使っていても、

問い方が変われば、返ってくる答えは変わります。

「もっと具体的に」

「別の視点で」

「この読者に向けて」

「このトーンで」

「ここは残して、ここは削って」

そうやってAIにフィードバックしていくことで、

出てくる言葉は変わっていきます。


けれど、AIとの対話を続けていくうちに、

私はもう少し奥にあることを感じるようになりました。


プロンプトだけではなく、日々の関わり方がAIを育てていく

AIの返答をつくっているのは、

その場で入力したプロンプトだけではありません。


日々、どんな問いを投げているか。

どんな文脈を渡しているか。

返ってきた言葉に、どうフィードバックしているか。

違和感があったときに、どう問い直しているか。


そうした関わり方そのものが、

少しずつAIとの対話の質をつくっていきます。


言い換えるなら、

自分とAIとの日々の関わりが、

AIのOSのようなものになっていくのだと思います。


不安や焦りの中から問い続ければ、

AIもそのモードに合わせた返答をしやすくなります。


「どうしたら失敗しませんか」

「これで大丈夫ですか」

「間違っていませんか」

という問いを重ねていけば、

AIもその世界の中で答えを返してくる。


一方で、少し距離を取りながら、

問い、受け取り、違和感を返し、

必要なものを残し、余計なものを削っていく。


そういう関わり方を重ねていくと、

AIとの対話も変わっていきます。


これは、単にプロンプトの技術だけではなく、

人間側の対話力や、ものの見方とも深く関わっています。


「堀口さんのGPTは違いますね」と言われて

ここ最近、1D1Uやセッションの中で、

何度か同じようなことを言われるようになりました。


「堀口さんのGPTは、自分が使っているGPTと違いますね」

最初は、そう見えるのかもしれない、と思っていました。


でも、何度か同じようなことを言われるうちに、

たしかに違いがあるのだと思うようになりました。


同じChatGPTでも、

どんな文脈で使っているかによって、

返ってくるものの質感が変わっていく。


これは、プロンプトの上手い・下手だけでは説明できません。

そこには、使っている人の問い方、受け取り方、

違和感の返し方、ものの見方が反映されていきます。


つまり、AIのOSをつくっているのは、

ある意味で、人間側のOSでもあるのです。


こう書くと少し大げさですが、

実際に使っていると、かなりそう感じます。


人間がいつもサバイバルモードで問いを投げていれば、

AIもそのモードの中で答えようとする。


人間がクリエイティブな視点で、

違和感や余白を大切にしながら問い直していれば、

AIも少しずつ、その文脈の中で返してくる。


もちろん、AIは人間ではありません。

でも、人間がどのように関わるかによって、

AIとの対話の質は変わっていきます。


では、どうすればそのAIに育つのか

ここで、ひとつの問いが出てきました。

では、どうすれば、

そういう対話の質を持つAIに育っていくのか。


ただ、正直なところ、

その人自身の問い方や受け取り方、思考の癖、対話の姿勢は、

一朝一夕には変わりません。


コーチングでも、対話でも、自己探求でも、

人間のOSのようなものは、

日々の積み重ねの中で少しずつ変わっていくものです。


それなら、参加者の方に一からAIを育ててもらうのではなく、

ライフコーチである私が実際に使っている対話の質をもとに、

MyGPTとして形にしてみたらどうだろう。


そこから生まれたのが、

今回の Prompt Dojo 2.0です。


Prompt Dojo 2.0では、育てられたMyGPTを使ってみる

Prompt Dojo 2.0では、

私が設計したMyGPTを参加者の方に使っていただきます。

名前は、ORION。

ORIONは、Prompt Dojo 2.0のために設計した制作伴走AIです。


問い。

フィードバック。

意見。

感想。

別の視点。

そうした対話を返しながら、

まだ形になっていない言葉やアイデアを、

少しずつ形にしていくためのMyGPTです。


前回のPrompt Dojoが、

「AIにどう問いを投げるか」を扱う場だったとしたら、


今回のPrompt Dojo 2.0は、

「どんな対話の質を持ったAIと一緒に考えるか」を体験する場です。


プロンプトを書く力だけではなく、

AIそのものの人格やOSをどう設計するか。


これからのAI活用では、

この視点がますます大事になっていくのではないかと思っています。


AIに役割を持たせる時代へ

これから、企業でも、教育でも、コーチングでも、

AIに何かの役割を持たせて使う流れは、

さらに広がっていくはずです。


AIにコーチ役をしてもらう。

AIに壁打ち相手になってもらう。

AIに編集者のようにフィードバックしてもらう。

AIにサービス設計や発信の相談相手になってもらう。


そのときに重要になるのは、

単発のプロンプトだけではありません。

そのAIが、どんな前提で、

どんな問いを返し、

どんなフィードバックをし、

どんな視点で相手と関わるのか。

つまり、AIの対話OSの設計です。


Prompt Dojo 2.0は、

その小さな実験でもあります。


AIと人間の違いも、使うほど見えてくる

AIを使えば使うほど、

AIにできることも見えてきます。


情報を整理すること。

言葉を広げること。

別の角度から見ること。

文章を整えること。

問いを返すこと。

一方で、人間との違いも見えてきます。


人間には、時間軸があります。

経験があります。

身体があります。

沈黙や間を感じる力があります。

その人が生きてきた文脈があります。


AIにはないものがある。

だからこそ、

AIにどこまで任せるのか。

人間はどこを担うのか。

どんな対話なら、人の思考や創造性を助けるのか。

そこを、実際に使いながら見ていきたいと思っています。


AIを人間の代わりにするのではなく、

AIを使うことで、人間にしかできないことも見えてくる。


この感覚は、

これからの仕事や対話の中で、とても大事になっていく気がしています。


ORIONという名前について

今回のMyGPTには、ORIONという名前をつけました。

オリオン座は、多くの人が知っている星座です。


ばらばらに見える星が、

人の目と想像力によって線でつながれ、

ひとつの形として見えてくる。


Prompt Dojo 2.0でやりたいことも、

それに近いのかもしれません。


まだ言葉になっていない感覚。

途中のアイデア。

なんとなく残っている違和感。

発信したいけれど、形になっていないもの。

それらを、ORIONとの対話を通してつなぎ、

自分の言葉や形にしていく。


そんなMyGPTとして、設計しています。

ちなみに、最初は別の名前を考えていました。

でも、AI提案の「ORIN」をうっかり「ORION」と言い間違えたことで、

AIが、「それ、それです」と受け取って、決まってしまいました。


名前も対話の中で育つようです。

人間、たまには舌が先に正解へ行きます。

脳は遅刻しますが、結果的に役に立つこともあります。


自分のプロンプトの外側へ

Prompt Dojo 2.0のテーマは、

自分のプロンプトの外側へ。

これは、単にプロンプトを上手に書くという意味ではありません。


AIに何を聞くか。

返ってきたものをどう受け取るか。

違和感をどう伝えるか。

どんな文脈を渡すか。

どんな形にしていくか。


そして、

どんな対話の質を持つAIと一緒に考えるのか。


そこまで含めて、

AIとの対話を体験していく14日間です。


この14日間では、

ORIONを使いながら、

いつものChatGPTとの違いを体験していただきます。


そして、何かひとつ形にしたいものがある方には、

その制作の場として使っていただけたらと思っています。


文章。

発信。

企画。

仕事の方向性。

まだぼんやりしているアイデア。


そうしたものを、

ORIONとの対話を通して、

少しずつ言葉にしていく。

完成された講座というより、

AIとの対話の可能性を一緒に試していく実験室です。


お知らせ

Prompt Dojo 2.0は、

6月8日スタートです。


第1期はモニター開催として、

限定10名で募集しています。


ライフコーチが使っているMyGPTを体験してみたい方。

いつものChatGPTとの違いを感じてみたい方。

14日間で、何かひとつ形にしてみたい方。

Prompt Dojo 2.0 詳細はこちら


0コメント

  • 1000 / 1000