1D1U Last Curtain Callも3日目を迎えました。この節目に、8年間を振り返っていて、一つ気づいたことがあります。
私はずっと、One Day One Unitをやってきたと思っていました。でも違いました。
本当は、One Day One Unknownを実験していたのです。
頭では「変わりたい」と思っているのに、いざ行動しようとすると、気づけばいつもと同じ選択をしている。
そんなとき、私たちは「もっと勇気を出して、未知へ飛び込まなくては」「新しい選択をしなくては」と考えがちです。
でも最近、私は「実は逆なのかもしれない」と思うようになりました。
未知は、無理に選びにいくものではない。
身体の反応のままに動かず、一拍置いたとき、新しい選択肢として自然と現れるものなのだ、と。
これが、私が22年間ブログを書き続け、自分自身の生き方を実験台にしてようやく見えてきた、本質的な「未知を生きる技術」です。
これまでの積み重ねの先で、手渡された想定外のギフト
2026年の前半を振り返ってみると、年始の時点ではまったく目標にすらしていなかった、嬉しい出来事が次々と向こうからやってきました。
2月、何気なく始めた海外向けショップで初めての売上が立ち、4月・5月には「スターセラー」の称号がついたこと。
4月後半、出版したKindle本『なぜ、あの質問は届かなかったのか?』が、まったく予想もしていなかったタイミングでAmazonの3部門で「最新リリース1位」になっていたこと。
6月、あるピアニストのコンサートについて綴った記事が、SNSで2万インプレッションを記録し、コメント欄に私の文章そのものへの温かい感想がたくさん届いたこと。
これらは、私が「こうなろう」と狙って起こしたことではありません。
けれど、完全にただのラッキーでもないと思っています。長年続けてきた発信や行動の積み重ねの先で、想定外のギフトとして、目の前に現れてくれたのです。
「いつ、どうやって叶えるか」を自分でコントロールしようとせず、日常の中でただ「反応を観察し、選び直す余白」を持ち続けた。その積み重ねの先に、嬉しいサプライズが待っていました。
身体の反応と、行動の間に「一拍」を置く
「未知を無理に選びにいかない」とは、どういうことか。
例えば、私の日々の英会話レッスンのときのことです。
ある日、いつもの先生が直前に急きょキャンセルになり、初対面の先生へ変更された瞬間がありました。その瞬間、私の身体には「面倒だな。今日は休もうかな……」というリアルな反応が起きました。
以前の私なら、その反応のままに、キャンセルしていたかもしれません。これが「過去の習慣や恐れからの行動」です。
でもそのとき、私はその「面倒だな」という反応に気づき、そのまま動かずに、ただ一拍置いて自分に問い直しました。
「じゃあ、この時間をどう使おう?」
そうして、日本語で書いていた自分の記事をAIで英訳し、その文章を自分で音読し、先生に発音をチェックしてもらうことにしました。すると、そこから思わぬ形で会話が広がり、とても深いディスカッションへとつながっていったのです。
私は最初から「今日は未知(Unknown)を選ぶぞ!」と意気込んでいたわけではありません。ただ、身体の反応をそのまま自分だと思わず、一拍置く練習をした。
その結果として、昨日までの自分なら選ばなかった行動が自然と選択肢として浮かび上がり、結果的に「未知(Unknown)」の体験に着地していただけでした。
習慣が育む、選択肢を見つめる力
22年間、書く習慣を続けてきた今、こう感じています。
日々書くことで、自分の中に起きた反応に気づけるようになる。
その反応をすぐ行動に変えず、一拍置けるようになる。
その積み重ねによって、選択肢の見え方、選び方そのものが、少しずつ変わっていく。
ベースにある自分の「あり方」が静かに変化していくからこそ、目の前に現れる選択肢が変わり、行動が変わり、結果として「願ってもみなかった未来」へと、自然にステップが進んでいきます。
One Day One Unknown(1日1つの未知)
この生き方を、私は「One Day One Unknown(1日1つの未知)」と呼ぶようになりました。
それは、毎日無理やり一つ、新しいことに挑戦することではありません。
毎日一度、自分の「反応」と「行動」の間に、余白をつくること。
反応は、私たちの未来を閉ざすものではありません。むしろ、少し立ち止まって一拍置くための、大切な「余白の入り口」になってくれます。
頭でっかちになって未来をコントロールするのをやめて、反応に支配されない静かな場所から、そっと目の前の選択肢を見つめてみる。
皆さんもぜひ、日々の暮らしの中で、このシンプルな実験を試してみてください。
今日、あなたの身体にはどんな反応が起きていますか。
その反応のままに動かず、一拍置いたとき、どんな選択肢が見えてくるでしょうか。
堀口ひとみ
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