昔のクライアントさんの変化をまとめた「HITOMISM」という記録があります。
その中の一つに、「別居夫婦」という話があります。
夫婦関係がうまくいかなくなり、いったん距離を置いたことで、少しずつ関係が変わっていった話です。
先日、この「別居夫婦」をオンライン英会話のフィリピン人の先生にシェアしました。
一度では読み切れなかったので、2日間かけて、私が英語で読みました。
先生は、これから赤ちゃんが生まれる予定です。
そんな彼女にこの話を読んでみたところ、とても心を動かされていました。
最後に届いたコメントには、
“Love is sweeter the second time around.”
とありました。
そして、
「二人は今、50代くらいかな。今も一緒にいて、もっと強い関係になっていたらいいな」
「二人は、自分の気持ちを伝える勇気があった」
「特に自分の気持ちについて話すことは難しい」
と書かれていました。
私も久しぶりにこの話を、しかも英語で声に出して読んでいて、
いや、本当にいい話だな。
と思いました。
そして同時に、
私、いいセッションしたな。
とも思いました(笑)。
昔の自分の仕事を読み返して、こう思えるのは、なかなかいいものです。
距離を置くことで、関係が変わることもある
「別居夫婦」を読み終えたあと、今度は先生自身が、パートナーとの話をしてくれました。
彼女には長く付き合ってきたパートナーがいて、彼は7歳年上です。
パンデミックの間、長いあいだ会えなかったそうです。
でも彼女は、その時間について、
「自分が成長する時間になった」
と話していました。
彼と出会った頃は、自分もまだ若かった。
会えない時間にいろいろな経験をして、自分自身が変わった。
その結果、再び一緒にいられるようになったとき、彼との関係も以前よりよくなったそうです。
そこで二人で話したのが、
距離を置くことが、必ずしも関係を遠ざけるとは限らない。
ということでした。
離れている時間に、それぞれが変わる。
そして、以前とは違う二人として、また関係をつくることもできる。
「別居夫婦」を読んだ直後だったので、昔のクライアントさんの物語と、先生自身の経験が自然につながっていきました。
昔のセッションが、別の国で新しい対話になった
HITOMISMは、当時のクライアントさんたちが、自分の変化を書いてくれた記録です。
2026年になって、それをWebで再編集しました。
そして今度は、フィリピンにいる先生に英語で読んでいる。
その先生が、自分のパートナーとの経験を話し始める。
昔の仕事が、ただ保存されているわけではない。
読まれることで、また別の人の記憶や経験を呼び出す。
そこから、新しい対話が始まる。
20年前のセッションが、2026年に、別の国の人との会話につながる。
記録を残しておくと、あとからこんなふうに動き出すことがある。
それにしても。
昔の仕事を久しぶりに自分で読んで、
「いいセッションしたな、私」
と思えるものが残っているのは、かなり嬉しいです(笑)。
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