クライアントさんが、ある試験のチェックがなかなかもらえなくて、文句が出てきてるようでした。自分だけでなく、周りの人もそんな気持ちになっているようです。進めば進むほどハードルが上がるようでした。まるで、ふるいにかけているかのように。しかも、チェックを受けるだけでも費用がかかるそうで、ますます腹立たしくなるそうです。
私は、あとどれくらいチェックを受けることになるのか? 実際に費用はどれくらいかかりそうなのか? 具体的になる質問をしながら、クライアントさんのモヤモヤの整理をしました。それから感じたことをフィードバックしていきました。
「そこまで進むだけでも、結構すごいことなのではないですか? 当初から何割くらいの人が脱落しているんでしょうか?」
「半分くらいでしょうね」
「その半分に入っているってわけですね。なかなか大人になると、そういう苦戦をする機会ってないですから貴重ですよ。人生で滅多にそんな体験はないですし、楽しんでやるだけじゃないですか」
ネガティブな気持ちを抱えてやる日々では、続けることができないと思っていたところから、新しい捉え方が加わり、クライアントさんの問題はすっかり洗い流されていったようでした。
「どうしたら、そういう考え方になれるんでしょう?」と聞かれました。
結果にフォーカスするのではなく、プロセスにフォーカスし、この時がどれくらい続くのかと考えたら、人生の中でほんの数か月のことだという発想に至るのではないでしょうか。
いつもこうして、問題が消えるコーチングをしているのです。
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