センスはどう磨くのか?

 6月の1D1U Campのテーマは "Sense"なので、センスについて書かれた本を2冊読んでいます。

 1冊目の著者の方は、「センスとは、研鑽によって身につくものです」ということを強調されていました。2冊目の著者の方は、「あるところから先の高いレベル行くためには、自分らしさを磨いた『センス』を身に着けるしかありません」と最初に言い切っておられました。

 どこかで聞いたセリフだなぁと思ったら、私も同じことをクライアントさんに言ったことがあったのです。センスというものは、後天的なものなんですね。


 私はアパレル業界に入ってから、「センスがいいですね」と言われるようになりました。着ている服やヘアスタイルから、そう言われていたことが多かったように思います。センスのいい服を売っている店でしたからね。(笑)自分で選んでそうなったのではなく、職業的にだったり、カリスマにカットしてもらったからであり、自分でセンスを磨いたものではありませんでした。なので、言われると嬉しいというよりも、違和感ばかりのセルフイメージだったのです。なので、そこからふさわしい人間になろうと、興味がないけれどファッションのインプットをどんどんしていきました。そうしたら、自分でも選べるようになっていくものです。ファッションのコーディネートも楽しくなっていきました。


 1冊目の本に「センスは知識量」ということも書いてありました。私もそうでした。センスがいいものをたくさんインプットしていけば、だんだんと分かっていくものです。センスゼロ地点のときは、わけがわからなかったVOUGEでしたが、続けて読んでいくと、そのうちシナプスが繋がって方程式がみえてくるのです。

 美術にも興味がありませんでしたが、海外旅行へ行くと、たいてい美術館、博物館が必須となるので、これもインプットの積み重ねをして、少しでも楽しめる人になりたいと思いました。画家のゆかりの地巡礼の旅へ出れば、センスは磨かれていきました。センスはインプットの積み重ね。時間はかかりますが、例外なくセンスが磨かれるのです。

 そうやって自分がセンスを身につけていく過程を振り返ってみると、興味がないけど触れてみることだったり、好き嫌いで判断しないことが、センスを磨く鍵になるのだと思います。好き嫌いを言っているようでは、センスは磨かれないのです。

 2冊目の本には、「あるところから先の高いレベルへ行くなら、センスを磨く必要がある」とおっしゃってます。センスを磨かないと、ある程度より上へ、レベルアップできないのです。その手前で立ち往生している人は、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。私もそうだったのですが、背伸びしながら、強行突破するしかないのです!

 あと何かが足りない?!という場合、センスかもしれません。 Sense 21 Daysで、センスを磨き、その先の高いレベルへアップするきっかけ作りができたらと思っています。全然違う景色が見えるはずです! いまだかつてない、一番センスのいいキャンプとなるでしょう。(笑)

 1D1U 14th Camp あと6枠です!