先日のメルマガの素朴な初心について、クライアントさんも「素朴な初心」を考えてみたいとおっしゃいました。
質問をしていくと、その方の初心は、「新しいアイデア、発想に触れる。新しいことが生まれる瞬間に感動したい」だったのです。仕事では、人のそういう瞬間をサポートすることをしているそうですが、自分自身も感動したい。そこが、満たされていない部分のようでした。
そのため年に2回くらい、仕事やプライベートで海外旅行をすることが一つの感動の瞬間になっていたようです。しかし、今年は海外旅行に行かれません。どこに感動を見つけたらいいのでしょうか?
それでふと私は、タモリさんを思いました。32年間新宿に出勤され、それこそ海外旅行は、ほとんどできなかったんじゃないでしょうか。同じこと、同じ場所だからこそ、深い洞察力がさらに磨かれていったのかなと想像しました。もともとの素質なのかもしれませんが、我々も鍛えればできるのかもしれません! 「タモリ化が必要ですね」(笑)。
私にとって、深めることはとても苦手なことでした。しかし35歳のときに、これからの目標は? と考えたときに、「今の仕事を続けていくこと」と気づきました。それから、新しいことに飛びつくというよりも、軸がありながら、テーマを変えて深めてくスタイルで、仕事の中でも旅をしているような歩み方になっていきました。
それで今、1D1U Campでは洞察力をテーマにCampをしており、今日で折り返しです。何か対象に向けての洞察力と思いきや、自分自身への洞察力へとつながってきているようです。
洞察力の入り口となる事実。まずはこれでさえ歪んでみてしまう傾向があります。それから、その背後にある真実。勘でそう思うというよりも、事実を掴むことができれば、誰でも目には見えないものを想像することが出来るようになるのです。事実に基づいた真実を想像することができれば、先見の明や、人を見抜く力も磨かれるでしょう。あと11日間で、自分の本質に辿り着けるでしょうか?
0コメント