企画をしている人が一番楽しんでいることが、参加する動機になる時代。

 あるクライアントさんが、いろいろな語学をオンラインで学べるコミュニティーに入っており、クライアントさんも、通訳の仕事をしているからレクチャー側になることもあって、企画づくりの相談を毎週されます。

 企画ものは1回目がある意味簡単です。一番やってみたいことができるからです。3回目くらいまではそれでいけるかもしれません。しかしそれ以降が大変です。生みの苦しみ、5回目くらいになってきました。(笑)

「前回1D1U Campでユニタスさんがされていたように、クイズを出しながらのオンラインツアーもいいなと思ったんですよね」と、そんな話からになりました。

 内容としては、歴史的に有名な場所からクイズを出題するというもの。しかし、クライアントさんは、あまり楽しそうに話していません。それだけでは、眠い授業になってしまいそうな…。


「歴史だけでなく、最近の中国も面白そうじゃないですか? 日本人の持つ中国のイメージと、実際違うところもいろいろありそうですよね」

「中国人のこだわりで、え、そこ?ってこと、ありますね」

「へぇ、ってトレビアの泉のパロディーできそうですね。(笑)」

「あはははは」

「あ!観光とクイズを組み合わせるなら、ウルトラクイズですよ!『万里の長城へ行きたいかぁ!!!』って。ウルトラクイズのテーマ曲を流して、気分を盛り上げるのもいいですね。中国大陸横断ウルトラクイズ!ですよ」

 遂に爆笑モードに入ってきました。ウルトラクイズのテーマソングも、YouTubeにありました。 敗者復活や機内クイズもできますね! 出題することは、教科書で習ったけど微妙に忘れているあたりを出題すると、盛り上がるのではないかと。セッションの中で、イメージが明確になっていきました。

 その後、『中国横断 ウルトラクイズ』を実行されたようでした。テーマソングが大うけだったようで、大成功したようです!そして、クライアントさんは出題を作るうえで、いろいろと勉強になったと言ってました。受ける側よりレクチャーをする側のほうが、何倍も学びがありますね。

 その翌週のセッションでは、『世界ふしぎ発見』パロディーに決まりました。私はほとんどその番組を観たことないのに、なぜかテーマソングを覚えていました。(笑)

 どういうパッケージにしたら、参加者の人が楽しめるか? 主催者も楽しめて、参加者も楽しめるものはなにか?  参加者の人にはこんなメリットがありますだけでは、最近足りないような気がします。それを作っているひとが一番楽しんでいることが、参加する動機になる時代です。そう、私は毎週Go To Travel していることが大事なことなのです。(笑)