昨日の記事「本人が一番自分のことをわかっていない事件」を書いてから気づいたことがありました。
『かないずむ』の文章こそ、パブリックに出すつもりが全くなかったものだったものです。まるで、ゴッホとテオの手紙のように。郵便配達員のルーランまで有名になって! 死後、手紙のやりとりが公開されましたね。
手紙は自分の日記とは違い、受け取る相手がいるということです。そうすると、相手が喜んでくれる報告を書こうとか、読みやすいように書こうとか、相手に感想を伝えようとなるわけですね。パブリックに出ているものとしては、ニッチなジャンルです。
もし「金井さんがメンターになってくれる」としたら、あなたはどんなメールを書くと思いますか?
今、『かないずむ』をあれから16年後の私が添削していますが、結構メンターのことを褒めている私が見られます。自分よりもひとまわり上の方なのに遠慮なく。(笑) 実際、金井さんのメールの内容が、示唆に富んでいて洞察力があり、深くて素晴らしいというのもありますが、金井さんが受け取ってくれる土壌のある方だから、私も書きやすかったのでしょう。
コーチになってから、上下関係ができないようにと、褒めることをかなり警戒するようになってしまいました。
この前、妹の着ているカーディガンについてこう言いました。「その色、珍しいね」と。妹は「ありがとう。あ、でも今の誉め言葉じゃないね。(笑)」と言いました。
私の得意だった褒め言葉を、ちょっと取り戻したいですね。(笑)
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