有料か無料かの線引きはどのようにしているのか?

 先日の15周年EVENTに参加されたクライアントさんよりご質問がありました。

Q: 多くのビジネスのやり方としては、「無料では全部は言わない」という点について、確かに、聞いている方はなんか嫌な気持ちになるなぁ、と。これから自分で仕事をするときには、全部伝えたいなぁと思いましたが、「全部言う」「相手の様子に合わせて、今は言わない」の頃合いもありそうだと。堀口さんは、無料のものでも相手が結果が出せるように伝えていたそうですが、そのあたりはどう考えていますか?


A: 私が広告費を使ってマーケティングをしていたころ、コンサルタントの方に、費用対効果がとても高いと言われたことがありました。広告費を使っても、お客様ゼロということもあるからです。今よりもアルゴリズムが進化していない時代でしたしなおさらです。

 『カリスマ販売員メールセミナー』をステップメールで7話書いていました。そのとき意識していたことは、無料のメールセミナーを読んだだけで、効果が上がるノウハウです。実際にメールセミナーで結果を出したという感想が、結構届いていました。


 さて、有料か無料かの線引きはどのようにしているのか? クライアントさんと対話しながら、だんだんと本質に迫っていきました。

 商品や1対1で個別対応、直接体験するものは有料と分かりやすいですが、無形のノウハウや情報発信だと有料と無料の線引きが難しいかもしれません。

 クライアントさんの知っている社長さんは、「面倒くさいから、全部教えてしまう」そうなのです。それを聞いて、思い出したことがありました!

 メンターの金井さんに私はアウトプットの悩みをこんな風に言いました。

「毎日アウトプットしていると、そのうちネタがなくなってしまうことが心配です」と。

するとメンターは、「堀口さんはまだ5%くらいしか、アウトプットしていないと思いますよ」とフィードバックされました。その言葉の深さに唸り増したね~。

 それから、私は全部出したほうがいい、と思えるようになりました。だってまだ顕在化していない95%の部分をどんどん出していきたいですし!

 つまり、今わかっている範囲のことをアウトプットすればいいだけです。そうしないと、もっと深いところから出てこないですから。

 そんな心意気でやっていたことを思い出しました!