連日1D1U Spin-offのライブセッションをしており、毎日フェスティバルのように賑やかです。特にSpin-off中は、15分のショートセッションなので、30分で2名の対話が見られます。しかも、「私もそのことが気になっていました」とテーマが被る場合もあり、セッションの回数だけ視点が変わり、ライブセッションを観た人の感想でさらに検証が深まったり、対話の相乗効果をとても感じています。
今回のSpin-offでは、「ショパン国際コンクール」の反田さんのことで、皆さんと感想を分かち合い、盛り上がりました。
そのピアノの流れで、ひとみの部屋の中で「子供のころ、ソナタまで頑張りなさいと親に言われたけれど、小6のときに突然、ピアノを辞めてもいいわよ、と言われたんです。その理由が…」という話がありました。
ショパンコンクールのことをSpin-offで話題にしなければ、「ソナタ」の話なんて思い出さなかったようです。それで親に、突然ピアノを辞めてもいいと言った理由を改めて聞いてみたようなのです。
すると衝撃の事実が!「ピアノが上達する見込みがないから」と先生に言われてしまったようです。ソナタまで頑張ろうと思っていたけれど、自分でもなかなか上達を感じられていなかったようなので、それで辞めてしまったようでした。しかし、ピアノをやっていたことで、やがてバンドに入ってベースを弾くようになり、今は、趣味で三線をはじめたと、話していました。
そこですかさず私がこう言いました。
「じゃあ、弦楽器弾けるんですね」
「一応」
「あ、じゃあ、ユニタス企画だ。特技が出てきちゃいましたね!」
「誘導尋問ですね。(笑)」
「誘導尋問じゃないですから。(笑)」
「そうですね。自分でしゃべっちゃいましたね」
「楽しみにしております」
誘導尋問という言葉を久々に聴いたので、思わず私も笑ってしまいました。聴き上手が相手だと、安心して相手は思いついたままを話すことができます。何の誘導もなく、相槌を打ったり、さらに話が進むように質問をしたり、相手を承認したり、合いの手を入れたりすると、相手が楽しくなってどんどん話してしまうものです。私の傾聴はまたさらに自然になってきているのだと感じました。
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