根は深くの境地。

 1D1U Spin-off camp in Lucky Starは、本日最終日を迎えました。「Luckの次は、Lucky Starにしよう」という一瞬の思いつきで、キャンプ地になる惑星の名前が決まりましたが、終わってみれば、ショパン国際コンクールの反田さん、そして新庄BIG BOSS誕生! というビッグスターが出現した1か月間となりました。

 お二人は運を「持ってる」だけでなく、チャンスを生かして、点を線にしていく人たち。言ってみれば、「人生思い通りになる」ラッキースターたち! そこに想像を超える努力があるからこそです。

 私にとっては、原点回帰できるキャンプとなりました。15年前に独立の夢を叶え、夢を叶えたあとは、根を深くしていくような時期を過ごしていきました。でもいつまでこんな状態なのか? 抜け出すときにはどんなきっかけが待ち構えているのだろう? などしばらくワンダーランドにいました。

 ラッキースターたちの夢の描き方は、「もうそうなる!」という思い込みの激しさがありました。私自身も振り返ってみれば、20代はそのような勢いがあったと思います。人生思い通りになると思い込んでいました。

 「将来店長になるのだから」「将来独立するのだから」そんなことは当たり前、みたいな感じだったのです。メンターに、「堀口さんは、いい意味で思い込みが強い」と言われていました。

 「そうなるのだから」という感覚をしばらく忘れていたわけではありませんが、無理やり「そうなるのだから」と思い込もうとすると、逆にそうなっていないから、という引きが強くなるのでしょうから、あまり考えないようにしていただけかもしれません。ただ、1日1日成長していくことに達成感を感じていました。

 そして気づいてみれば、不安もなく、健康で穏やかな日々になっていきました。感情の浮き沈みもなく、淡々とベストな1日を過ごせています。

 これは新庄ビッグボス言うところの、「根は深く」の境地ではないでしょうか。花を咲かせようといろいろとするよりも、根を張った後から花は自然にさくのではないでしょうか。それが、3年目にしてようやく開花した「サクララン」からのメッセージかもしれません。

 「やってきたことは間違えじゃなかった」。そろそろそんなセリフを私も言う予感がします。(笑)