事実を見ないで大ごとになりがち。

 クライアントさんが、ほぼ決断は決まっているけれど、自分の決断に自信が持てないので、最後の返事をする前に、思考の整理と別の視点があればご指導くださいとのことで、メールが来ました。

 そのメールを読んで、一番の懸念事項が見えてきました。ほかの人の「変わらなくていいよ」的な意見も迷いの理由に書かれていましたが、そこは除外して考えたほうがいいです。だいたい迷っているときには、そういう意見が耳に入りやすくなるものです。

 冷静に、自分で決断ができるように別の視点をメールしました。私としては、背中を押すつもりも、止めるつもりもありません。クライアントさんが、自分で決められることがゴールですから。


★私の返事

〇〇でひっかかっているのですね。
逆に言うとそこだけでしょうか。
でも大きいのでしょうね。

だいぶ占めているのなら、やりたくないことなので、またほかを探せばいいですね。

それは全体のうち、何パーセントくらいを占めているのでしょうか? 


 まずは、クライアントさんの状況と感情を理解し、さらに具体的にするために質問をメールしました。

 問題になっているとき、事実を見ないで大ごとになっていることは少なくありません。具体的にしたり、数値化してみることで、どこを対処すればいいかが、明確になるものです。

 今朝になり、クライアントさんから返事が来ました。早速先方へ確認のメールができたようです。また、人に迷っていることをアウトプットできたことで、冷静な判断ができたとメールに書かれていました。ひとりで抱えると、どんどん雪だるまのようになってしまいがちですが、一緒に考えてくれるような第三者に相談すると、解決も速いですね。