自分のやっている1つ1つは相乗効果を生んでいるか?

 何かをやろうと衝動的に決めたけれど、結局初期投資を回収できていないとか、思ったほど自分の世界が広がらないとか、辞めてしまった…という人は少なくありません。

 1D1U Spin-offでは、引き続き「Sustainable Master」について考えています。それで先日、宮迫さんが西野先生より、「足りないところ」について、ホワイトボードでレクチャーされているという動画を視聴しました。どちらかというと、感情で決定してしまいがちな宮迫さんには、「ブレーキをかける人が必要だ」と西野先生。そして、やっていることがそれぞれシナジーを生んでいるかどうか? も大切なことで、西野先生のやっていることが、どのようにお互いシナジーを生んでいるか? シナジーマップを用いて、説明されていました。シナジーマップの書き方は、それぞれのコンテンツを書き、それらを『¥(お金)』『AD(宣伝)』『ID(世界観)』で、線を結んでいきます。私にとっても参考になるレクチャーでした。★動画はこちら

 クライアントさんが「シナジーマップ」を作りたいということで、セッションのテーマとなりました。

 自分のやっていることを書いていったら、現在お金を生み出していることは、お勤めであったり、資格を取得したからインストラクターになったもので、本当にやりたい自分の作品作りに関しては、後回しになっていて、うまく循環できていないように思ったようでした。

 お勤めや人が作った資格は、社会貢献にもつながりますが、どうしても自分濃度は薄まり、その上そちらのほうに忙しくなってしまいがちです。ここはここで、ひとまず分けて考えることにしました。

 一方、自分の作品づくりは、ライフワークでやりたいことです。クライアントさんのお話を聴いていると、計画を立てれば、やり遂げるタイプなので、「作品を毎月1つ販売する」という目標を提案しました。まさか、「販売する」とは思っていなかったようですので、驚かれていましたが、そう決まれば、「お勤め」とのシナジーも見えてきたのです。

 お勤めの場と依頼されて開くワークショップは、ファンづくりの場にすればいいのです。私の独立が最初からうまくいったのも、すでにアパレル店長ブログが人気で、ファンがついていたからです。いざ、自分のビジネスを始めようとしたとき、アパレル関係のつながりで、お客様がついてきてくれました。いきなり知らない人をお客様にしようとする人がいますが、まずは周りの人たちにファンになってもらえる自分であるかどうか? それができないと、知らない人がファンになる確率は低いでしょう。

 クライアントさんのなかで、シナジーが生まれていないと感じていたところが、これで一気につながりました。シナジーを生んでいないと感じていると、なんだかやらされている感じもありましたが、今いるところが、未来へつながることを思えば、今以上に今の場所が大切に思えてくるでしょう。