モヤモヤを消すには、突き抜けた考え方をすればいい。

 娘さんが、おもちゃを次々と広げて遊んでいるので、片付けるのが大変になる。人からどんどんもらうので、増えているとか。だけど娘さんのなかでは、すべてのおもちゃは関係しあっているようで、どのぬいぐるみもかわいがるそうです。そんなおもちゃたちを厳選しようとすると、どれも持っていたいと言うそうです。いつか大きくなったら、ぬいぐるみと遊ばなくなるので、今はそれでいいのではないかという考えも浮かんできます。

 
 話を聴いていて、トイストーリー3を思い出しました。あれほど遊んでいたおもちゃたちも、だんだんと遊んでもらえなくなっていくお話です。

 また娘さんのすごいところは、ぬいぐるみをただ所有しているのではなく、すべてのぬいぐるみで遊びができるということです。クライアントさんが小さな時に遊んでいた、リカちゃんなど、アンティークな人形を特にかわいがっているようです。

 一方私の甥は、UFOキャッチャーのぬいぐるみをただ集めているだけで、まったく遊んでいるところを見たことないですね。(笑)だから、娘さんがモノを無駄なく大切にできるところは、すごいなと感じました。そして、私はこんなフィードバックをしました。

「娘さんが、ぬいぐるみで遊んでいるところ、動画に撮ったことあります? リアルトーイストーリーでかわいいですよね」と私が言うと、まったくそのような考えはなかったようです。

 誰だって、いつかぬいぐるみを自然に手放すときが来るでしょう。「片付けなさい!」と言うだけでなく、物を大切にしたり、自分の世界観を作って一人で遊べるという強みを認めてあげるチャンスですね。

 もうひとつのモヤモヤがあったそうですが、そちらも同じ視点で解決しました。モヤを払うような突き抜ける考えをしたら、ちょっと遠慮気味の関わり方から、逆に120%の力で関わっていくチャンスに変わりました。さらに良い未来につながるでしょう。

 モヤっとしたら、その雲を吹き消すアイデアを考えましょう。雲の上には、例外なく宇宙が広がっているのですから。

 7/14は満月ですね。雲の上に美しい満月があると思って、月光浴したいと思います。