先日、怒りの手放し方について、どうしたらいいかと聞かれました。
「人に話しを聴いてもらったり、ネガティブ感情を味わうとか、相手の幸せを願うとかありますが、自分に対して怒っているのかもね」と答えました。
実際にどんなときに怒りを感じたのか? 話を聞いていくと、自分の言動で相手を怒らせてしまい、自分もなんだかわからないけど、怒りが続いているようでした。
言い方の問題なのでしょうか? 返し方の問題なのでしょうか? 本質的には、違うでしょう。
深く傾聴していくと、「相手のことを好きでなくてはいけない」という思い込みが見えてきました。どの人にもそのように接しているようです。それなのに、失言をしてしまった自分。やはり、自分に対して怒っていました。
「好きでも嫌いでもない、でいいんだよ」
「え、いいの???」
この言葉で楽になったようです。
求められる自分を演じてきた。そうしたら、それが得意になるし、それでよかったことも、いっぱいあったと思いますが、なぜか、たまに小爆発を起こします。そして最終的には手放したいものになるのかもしれませんね。
「好きにならなくてはいけない」。この考えで、苦しんでいる人は少なくありません。先日もクライアントさんが、「親だから尊敬しなくてはいけない。好きでなくてはいけない」という思い込みに気づいていました。「好きでも嫌いでもない」の言葉で、やはり気持ちが楽になったようです。
「好きなことを仕事にしなくてはならない」という思い込みで、ずっと自分探しをしている人もいるかもしれません。それよりも目の前に来た仕事の中に好きを探した方が、道が開けるという簡単なことかもしれないのに。
私はこうして、しなくてはならないシリーズの呪縛から、皆さんを解き放っています。重荷を下ろして、軽く行きましょう!
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