承認されなくてもやっていけるには?

 「承認されなくてもやっていけるには?」というテーマのセッションがありました。30歳前後の方は、このテーマはよくある気がします。私も29歳のときに、疑問に思ったこともありました。そのころ、自分で視点をどう変えればいいか? 気づくことができて、(というか、むしろ承認されるのを待つことを諦めました)その後、アパレル店長として大きな成果を収めることにもつながったのです。

 今日は、速記者のような一言一句取り逃しのないような、セッション後のレポートをいただいてしまいました。このブログにコピペするだけでものすごいエッセンスがいっぱい。ちょっといじりまして、私の視点も入れながら記事化したいと思います。





以下レポートです。

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0~10分【最近の様子について】

・忙しくて疲れたときに回復のアクションをとるのが速くなった。
・他人のお手伝いは断捨離して、自分のことにフォーカスできるようになった。
・ブログは時間がかかるが良くなった。文章の本も読みながらアウトプット。
・新しく入ってきた同僚に不満があるが、自分の仕事が増えてイラっとしたときも、丁寧にメールの文章を返せるようになった。コミュニケーション修行だと思って続ければ、自分のコミュニケーション力UPにつながるのでがんばる。

… セッションの後で考えたら、前回のセッションから変化がたくさんありましたね!(笑)

最初のアイスブレイクで、前回からの変化をフィードバックしています。自分の変化に気付くことで、モチベーションアップ、現在地の確認に繋がり、自信が持てます。

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15~40分【承認欲求:褒めること、待ちの姿勢】

◆昔から承認欲求が強いことに気がついた。プライベートも仕事も相手に承認してもらえないと、不満だし不安。

「承認されなくてもやっていけるようになるべき」とはわかってはいるけど、どうしたらいいかわからない。

→ 堀口さんFB
「自分から褒めれば良いんですよ!自分から。年下じゃなくても。これからは褒められることは減ってくるので、人を承認する立場になりましょう」

(マイルール①)人をほめまくる

ワンランクアップの考えも以下に示唆しました。
・人に見えない部分で地道な努力をしはじめると、承認されることが減る。自分のしていることが、相手から見えていないことが普通だと思おう。相手から見るとプロに見えるので、わざわざ承認しない場合も発生する。例えば、VOGUEに感想を送ったことがないだろう!

→堀口さんFB
「自分から動く“動”の動きは得意だけど、待つ姿勢の“静”の動きは苦手ですよね?“静”の動きが出来るようになると、自分に自信が持てるようになりますよ」

確かに待つの苦手。でも、どうやったらできるんだ?

◎具体的な行動案
・手に入るまで時間がかかっても、丁寧に作られているものを買う。
・歌でも映画でも、人が気が付かない細かい努力や工夫の積み重ねの上で素晴らしいモノが出来上がっている。だから、人に気づかれないくらい細かくなること。ストイックになる。
・職人的な人と話す。美術館でも音声ガイドを聞いたり、自分では気が付かない視点を意識する。発見が増える。街のショーウィンドウも素通りせずに、意識して見てみる。そうするとブログで捉えることも写真もうまくなっていく。

◆相手を褒めることを考えると相手に気を遣えるようになる。相手に気を遣えるようになると”待ちの姿勢”もできる。こだわってものづくりをするには待ちの姿勢が不可欠◎

→堀口さんFB
「でも、今も3日もかけてブログ記事を書いたり、待ちの姿勢はできてきていると思いますよ」
言われてほっとする。人を褒めるのも想像したら楽しいし、できるような気がしてきた!

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40~60分【自分の変化がわからないことと、承認欲求】

自分が変わったことを認識しないことが多い。毎日変わったと思えるといい。大きい成果が見えないと不安。だから小さい変化に気が付かない。

変化を認識している人の考え方
選ばないことを選ぶようになっただけでも変化。いつもと違う物を買ったとか。そうやって考えると変化はたくさんある。結果主義を手放す。

(マイルール②)手帳に毎日のそういう変化を書き溜める。
自分で変化を実感すると承認欲求も変わってくるはず。


◆結果主義・完璧主義(承認欲求)を手放すには?
完璧主義であることの弊害;相手の理解度が低いと推測して、要件が細かくなる。

→堀口さんFB
相手を信頼していないことにもつながる。「相手がわからないかもしれない」ことを先回りして、説明しすぎて仕事メールをするのにも時間がかかる。自分も疲れるし、生産性が上がらない。

(マイルール③)最低限伝え、相手が質問しやすいように、一言添えるやり方に変えていく。

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 承認欲求が強いという話から、結果主義が講じて、自分で変化を承認できていないということも見えてきました。また、年齢的に30代前半あたりは、「青年期」がそろそろ終わるころと言われており、「承認される→承認する側」になるという話もしました。自分で意識してステージをアップさせないといけない段階だと、私の経験からも思います。

 クライアントさんにとっては新しいマイルールが、これからもどんどん増えていくでしょう。大人の泳ぎ方に変えていくときです。