no.24 コミコレ「努力」実施レポート。

 通算24回目、コミコレ「努力」開催しました。「答えのないセミナー」「考えるセミナー」という、ノウハウをシェアするセミナーではないので、一見参加するのは無駄ではないか? と思われる場合がありそうな線をひた走っています。でも、見返りを求めていたら、「やっても意味がないから」と、行動しないことも増えてしまいそうです。「考えることが楽しい」そんな価値観を今年も提供していきたいです。

 今回のコミコレで、参加者が発見できる答えは、「どこに努力の矛先を向けるか?」です。
 そこが決まると、実現も引き寄せられていくのでしょうから、2015年の作戦会議です。

 「やりたい・やれない・やりたくない・やらねばならない」
 まず自分の頭の中を整理する時間としました。その後、お1人ずつアウトプットして頂きながら、播磨さん、私の質問やフィードバックをきっかけとして、さらに相手の答えまで導くことを手伝いました。

 私と播磨さんは、事前のミーティングを重ねながら、自分たちの考えや、会の進行について、アウトプットしていきますが、それが正解とは限らないわけで、コミコレのライブの場を通して、さらに見えてくることがいつもあります。

 今回、ライブでのディスカッションを通してみえてきた「努力できる思考」を身につけるキーワードは、「環境をつくる」、「自主性」、「理想を描く」、「方向性」ということです。

 環境をつくるというのは、例えば私がアパレルに転職したばかりのころ、「店長になりたい」と思っていたので、入社して2週間以内に頼まれてもいないのに、ニーズ評価というレポートを作成して、社長に提出しました。自分が店長になりたいわけですから、「もし店長だったら、そう言うことをするだろう」と思ったので、自分で環境を先取りをしたのです。すると、入社2カ月後にポストが空き、私が店長に昇格することができました。
 自分がなりたい理想の姿を描いたら、努力の方向性は見えてきやすく、理想が現実化しやすくなるのだと考えています。

 「自主性」においては、播磨さんが例を出していました。箱根初Vの青山学院大学は、原監督の自主性重視の強化が実ったものであること。選手の自主性を尊重してきた監督は「準備をさせるだけで力が伸びた」とおっしゃっていたようです。人から言われたからよりも、自主性を持つことで、努力は続いて行くのだと思います。


 はたまた別な角度ですが、「十字架を自分で背負いにいっていることで、努力を妨げている」というのも出てきました。
 人のために、家族のために、サポータブルな方ですが、「やらなくてはいけない」でも「やらなくてはいけないと、思ってはいけない」という、さらに十字架の上に十字架になられているケースがありました。
 努力の方向性を明確にするためのワークで使った「箱」も、Nさんだけ無意識に十字架の並び方にカードを立てており、潜在意識がそこに見えて、みんなしてびっくりしてしまいました。
 結局、「人のためにやらなくては!」と思って、その役割をどんどん果たしていくことが、努力の方向性では?と、まとまっていったのです。すぐ裏をひっくりかえして見えたことだけれども、新しい考え方だったようで、Nさんは、驚かれているご様子でした。

 Mさんは、「転職をして、次はマネジメネトをしたい」とおっしゃったのですが、セミナーの最後になって気付いたのは、「相手によく見せようという自分を辞めて、自分の思った言葉を素直にアウトプットする努力をしていきたい」いうところに辿りついていました。

 Uさんは、「やはり家族のこと」とおっしゃっていました。これまで、90日コーチングやセミナーを通して、クリアしてきたことの先に、最後の砦として、家族の問題に取り組む努力を決意されていました。

 Yさんは、3年間くらい同じところにいることを自覚され、どんな些細なことでも未来の自分のセルフイメージにつながる行動に取り組む努力の矛先が見えました。

 Aさんは、昨年のいい経験、苦い経験を通ってきたことで、自分の本当の望みに気づき、今年に入ってから、次第に環境を整い始めている自分を改めて認識され、さらにパワーが宿ったようでした。

 参加者の方は、自分のなりたい姿、努力の方向性、そのためにどのような環境を作るか? が明らかになったことで、2015年は、きっと実りのある年になりそうです。
 コミコレ開催までに、播磨さんと3回ミーティングをしているのですが、思ったよりもいいところに着地できたように私は感じました。2015年最初のコミコレ、幸先よいスタートです。

 セミナーは6時までの予定でしたが、気付けば7時に。事務所兼自宅開催ですと、時間を気にせずにできるところはいいところです。

 懇親会は、ちかくのやきとり屋さんにて。どれもこれも美味しく頂き、さらに2015年のやりたいことを話したことで、心と体の温度も上がった状態で外に出たら、スキー場のゴンドラに乗っているような「極寒」。でも1月って、夢のある月で、いいですね。

 参加者の皆さま、コーチングセッションもついておりますので、引き続きよろしくお願いいたします!ありがとうございました。