「あの人は職人気質」とか、「商人だね~」と、タイプに分けることがあると思います。
私が先日ブログに「私はアーティストと商人の間ということでしょうか」ということを書きました。具体的には、個性的でもありたし、お客様が受け取ったことも考えながら商品をいつも作っているという意味です。
それを読んでクライアントさんが「自分は商人じゃないのかも」と思ったとのこと。そのことについてセッションで考えてみることになりました。
クライアントさんは、自分の店を構えてやっていらっしゃいます。家族が生活できるくらいの収入がありますが、もっと売上も伸ばしたいところです。
これまで、自分は職人気質だと思っていて、クライアントさんの言葉を用いれば、「お金を儲けること」をしている感覚がなかったそうです。
しかし、90日コーチング1回目のセッションで、「0円でできることはいっぱいあるよ」という話になり、例えばお客様とのコミュニケーションをどうとっているかについて、改善できることはないか? の話をしました。言ったか言わないかの世界で、リピーターにつながるかどうか? 運命の分かれ道なのです。
セッション後、クライアントさんは「お金をつくること」にフォーカスし始めました。同業者の「儲ける系」の本を買ってみたら、「ノウハウ」というよりも、とても真面目な本で、「サービス業の考え方」について書かれていたようでした。クライアントさんの中では、その真面目さは意外だったようです。それからようやく、「お金にフォーカスしていいのかも」と思えてきたとのことでした。
松下幸之助さんの考え方も目にする機会があったそうです。商人の3つのポイントとして、「喜んでもらう。理解する。頭を下げる」ということが書いてあったようでした。
私が先日ブログに「私はアーティストと商人の間ということでしょうか」ということを書きました。具体的には、個性的でもありたし、お客様が受け取ったことも考えながら商品をいつも作っているという意味です。
それを読んでクライアントさんが「自分は商人じゃないのかも」と思ったとのこと。そのことについてセッションで考えてみることになりました。
クライアントさんは、自分の店を構えてやっていらっしゃいます。家族が生活できるくらいの収入がありますが、もっと売上も伸ばしたいところです。
これまで、自分は職人気質だと思っていて、クライアントさんの言葉を用いれば、「お金を儲けること」をしている感覚がなかったそうです。
しかし、90日コーチング1回目のセッションで、「0円でできることはいっぱいあるよ」という話になり、例えばお客様とのコミュニケーションをどうとっているかについて、改善できることはないか? の話をしました。言ったか言わないかの世界で、リピーターにつながるかどうか? 運命の分かれ道なのです。
セッション後、クライアントさんは「お金をつくること」にフォーカスし始めました。同業者の「儲ける系」の本を買ってみたら、「ノウハウ」というよりも、とても真面目な本で、「サービス業の考え方」について書かれていたようでした。クライアントさんの中では、その真面目さは意外だったようです。それからようやく、「お金にフォーカスしていいのかも」と思えてきたとのことでした。
松下幸之助さんの考え方も目にする機会があったそうです。商人の3つのポイントとして、「喜んでもらう。理解する。頭を下げる」ということが書いてあったようでした。
「儲けるって何だ?」という話になりました。クライアントさんの先輩たちは「腕あればお客様が来る」という職人気質のようです。これまで、サービス業の考えに触れることが少なかったようでした。
実際、私は独立してすぐお客様が来ていました。コーチングの腕は、今と比べるとレベル1くらいなのに、お客様に困らなかったのです。大学生のアルバイト時代から含めて、12年サービス業にいたので、お客様とのコミュニケーションが自然とできていたのだと思います。それを考えると、腕前もそうですが、商人としてのお客様とのコミュニケーション力は、ビジネスをする上でかなり重要です。
それから、私の周りの職人ぽいけれど、お客様がひっきりなしの2人についてシェアしました。
この2人は、やっていることは職人ですが、お客様に合わせ過ぎないのに、相手にカスタマイズした仕上がりになる人たちです。私が観察している感じだと、「俺ってやっぱり凄い」と自分で言えちゃいますし、「ヨシャ、きまった!」ともう一人の方も、やはり自画自賛しているのです。(笑)それは、相手の理想以上の高いところまで、導いてくれる感じなのです。自分の仕事をやり遂げた感が、その台詞になるのだと思います。極端な話、「お客様の要望を聞かない」で施すこともできるのです。実際、プロの目からみたら、お客様の要望は浅瀬であり、本当はもっと深いところを求めているものなのです。しかし、それも何だかわからないでしょう。そこを見せてあげられるのがプロだと思います。
そんな話をしたら、クライアントさんが「昔の自分は、出来ないことはないと思っていた」とおっしゃいました。しかし、今はお客様の話を聞くことも大事だと思っているし、でも、そうしなきゃと思いすぎて、そうしすぎになっているのかもと言うことが見えてきました。バランスを整える時期に入ってきたのかもしれません。
例えば、施術をした最後のセリフはこんなふうになっているそうです。「今日、受けてみてどうでしたか?」と。
もし、私が同じ状況だったら、こんな風に質問するでしょう。「さっきと今とでは、どんな変化がありますか?」と。
先の質問は、自分の都合での質問。「自分の腕はどうでしたか?」ということを尋ねています。後の質問は、相手に変化を自分で述べさせるような質問です。例えば、相手に「自分の施術はどうでしたか?」と聞いたら、気を使わせることになってしまうのです。商人は、相手に気を使わせないことです。
もし私が「今日の私のセッションどうでした?」と毎回訊いていたら、どうなるでしょうか?(訊いたことありませんよ)
そのほか、「自我が消えるとは何か?」とか、「相手から評価は貰わなくていいのか?」とか、「自分で自分を育てるとは何か?」など、クライアントさんが、疑問に思っていることについて考え方をシェアしました。クライアントさんからの質問は、全て私も以前疑問に思っていたことだったので、経験を踏まえた上での答えです。クライアントさんは、腑に落ちたようでした。これからも商人のレッスンは続きます・・・(笑)
質問力をつけよう!『1000問の質問集』 大好評発売中!
実際、私は独立してすぐお客様が来ていました。コーチングの腕は、今と比べるとレベル1くらいなのに、お客様に困らなかったのです。大学生のアルバイト時代から含めて、12年サービス業にいたので、お客様とのコミュニケーションが自然とできていたのだと思います。それを考えると、腕前もそうですが、商人としてのお客様とのコミュニケーション力は、ビジネスをする上でかなり重要です。
それから、私の周りの職人ぽいけれど、お客様がひっきりなしの2人についてシェアしました。
この2人は、やっていることは職人ですが、お客様に合わせ過ぎないのに、相手にカスタマイズした仕上がりになる人たちです。私が観察している感じだと、「俺ってやっぱり凄い」と自分で言えちゃいますし、「ヨシャ、きまった!」ともう一人の方も、やはり自画自賛しているのです。(笑)それは、相手の理想以上の高いところまで、導いてくれる感じなのです。自分の仕事をやり遂げた感が、その台詞になるのだと思います。極端な話、「お客様の要望を聞かない」で施すこともできるのです。実際、プロの目からみたら、お客様の要望は浅瀬であり、本当はもっと深いところを求めているものなのです。しかし、それも何だかわからないでしょう。そこを見せてあげられるのがプロだと思います。
そんな話をしたら、クライアントさんが「昔の自分は、出来ないことはないと思っていた」とおっしゃいました。しかし、今はお客様の話を聞くことも大事だと思っているし、でも、そうしなきゃと思いすぎて、そうしすぎになっているのかもと言うことが見えてきました。バランスを整える時期に入ってきたのかもしれません。
例えば、施術をした最後のセリフはこんなふうになっているそうです。「今日、受けてみてどうでしたか?」と。
もし、私が同じ状況だったら、こんな風に質問するでしょう。「さっきと今とでは、どんな変化がありますか?」と。
先の質問は、自分の都合での質問。「自分の腕はどうでしたか?」ということを尋ねています。後の質問は、相手に変化を自分で述べさせるような質問です。例えば、相手に「自分の施術はどうでしたか?」と聞いたら、気を使わせることになってしまうのです。商人は、相手に気を使わせないことです。
もし私が「今日の私のセッションどうでした?」と毎回訊いていたら、どうなるでしょうか?(訊いたことありませんよ)
そのほか、「自我が消えるとは何か?」とか、「相手から評価は貰わなくていいのか?」とか、「自分で自分を育てるとは何か?」など、クライアントさんが、疑問に思っていることについて考え方をシェアしました。クライアントさんからの質問は、全て私も以前疑問に思っていたことだったので、経験を踏まえた上での答えです。クライアントさんは、腑に落ちたようでした。これからも商人のレッスンは続きます・・・(笑)
質問力をつけよう!『1000問の質問集』 大好評発売中!
0コメント