捨てようと思うけれど、ときめく感覚がよくわからず見極められない。どうすればいいか?

 片付けをしようと思い、片付けノウハウの本をたくさん買って試してみたものもあったけれど、うまくいかなかったというクライアントさん。私のセッション3回目くらいに、片付けられないことになっているのはなぜか? その考え方を徹底的に分析していったところ、色々と見えてきまして、とうとう片付けが進行し始めているようです!旦那さんからしたら、願ってもない変化だったようで、「コーチング受けて良かったね!」と絶賛してくれているようでした。私もそれを聞いて嬉しいです!

 そして、旦那さんと物だけ置いてある部屋を片して、ソファー、本棚、ワインセラーなどのスペシャルルームを作ろうという計画が浮上したようです!ゴールはクリスマスあたりということで、早速、粗大ごみの予約も始めたとか。

 しかし、ずっと行動したくても出来ていなかったわけですから、スローぺースで進んでいるようです。ついに服エリアに入ってきたところで、ストップがかかってしまったようでした。

 「服を捨てようと思うけれど、ときめかないものばかり、ときめく感覚がよくわからない、どうすればいいか?」というテーマです。
 断捨離本には、ときめかないときは・・・というところまでは書いていないようですので、クライアントさんだけのノウハウを創っていくことにしました。

 そもそも、服を買うときの話になりました。「ときめく服も欲しいけど、それも何か分からない。子供のころは、お母さんが買ってくれた服をただ着るばかり。無難な服。同じようなものを買っている。会社、プライベート、冠婚葬祭用に分かれている。選ぶ基準は、周りから浮かない服、楽な服」という、そもそもファッションへの興味がそこまでないようです。

 ここは事務的に考えることにしました。「浮くのが嫌、楽な服、似た服のなかで状態のよいものを残す」という基準です。それで、2割くらいは減りそうだとのことでした。それともうひとつ、「悩みだして、理由をつけたら、それはもういらない」というルールも付け加えました。

 ここで私から、「オシャレ」が楽しくなる習慣について、経験談をシェアしました。アパレルに入社する前の私は、オシャレではありませんでした。アパレルに入社し、VOGUEを読めと言われたけれど、苦痛でしょうがなかったのです。しかし、苦手でも毎日触れていると、だんだんオシャレが楽しくなってきました。最初は無理がありましたが、インプットが増えていくと、途中から楽しくなっていくものです。以前の自分と何が違うのかを検証してみると、「たんにオシャレについてのインプットが少なかっただけ」なことが見えてきました。自分にセンスがない、ということではなかったということです。クライアントさんにはこの機会に、オシャレを観察する習慣を提案してみました。「これで、服は捨てられそうです!」と決心もついたようです。

 ずっと捨てられなかった服を捨てることができたら、大きな変化になりそうです。服よりも本の断捨離が大量のようですが、「服捨てちゃったんだから!」というノリで本まで辿りつけそうだおっしゃっていました。

 ずっと、ずっと変化したくても行動が出来なかった人がブレイクスルーする鍵は、とにかくたくさん話してもらうことからです。たんに、「どうすればいいのか?」という問いかけをしていなかったという場合は少なくありません。
 それからその人にあうやり方を一緒に考えていくという自然な対話フローを経由していけば、行動していけるのだと思います。ただ、頭の整理、心の整理をする時間を、これまで十分に持っていなかったということが、後回しになってしまうこともあるでしょう。対話の時間は大事です。

 12月クリスマスまでに、ゆったりとした寛ぎの部屋が完成していくんでしょうね!いいですね~。

 
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このままだと、ずっとこのままかもしれない。
『90日コーチング』





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