情熱のスイッチをオンにするには?

 90日コーチング1回目のセッションがありました。事前にこちらが用意している質問集やセッション準備用紙に今のことを書いてみたけれど、「あれもこれもあるけれど、これって本当にやりたいのかな? フワフワしているなぁ」という気持ちがそこにあったようでした。

 あれもこれもやって、結局1つ残ったものは、やはりコレしかないのかな、というもの。しかし、それもここ7か月間、動きが止まっているようでした。
 このままではいけない、自分だけではどうしようもない。誰かの助けを借りよう、と思ったときに、いつも読んでいるブログのコーチ、私に依頼しようと思ったとのことでした。

 もうコレしかない、のですから、次に何をするか? は分かっているのです。しかし、そこにエントリーしても、自分から楽しく感じられず、これでいいのか? とまた堂々巡りのようでした。

 私はクライアントさんのお話しを聴いて感じたことをフィードバックしました。
「自分で自分の情熱の炎を消してしまっているようですね」と。

 クライアントさんは、「思い当たることがある…」と話し始めました。
 数年前にやった仕事について、取引先にもう一度見直しをしてほしいと言われたようです。クライアントさんが、改めて自分の提出したものをみると、「え、こんなところで間違えたの?!」と自分でも驚くミスを発見してしまったとのことでした。「そんなところ間違えるはずはないと、なんかおかしいのでは?」と相手のことも疑う気持ちも少なからず生まれたようです。結局は、完璧にして再納品できたとのことでしたが。

 思えば、その頃からだったようです。もう一度その時の気持ちを整理してみましょう。過去の再構築をすることにしました。

 「経験としては役に立つものだったし、大変意味があった」と受け入れられているようです。 
 ところが、感情はどうでしょうか? 自分のことも、人も責めたことを許していないようにも感じました。疑ったとしても、相手にはそういったそぶりを見せることもなく、仕事を仕上げていますし。自分がネガティブな感情を持ったことを否定したままで、そこに残っているように感じました。


 映画『インサイド・ヘッド』の主人公ライリーは、悲しみを味わわないでいたことで、無感情になってしまった少女の話です。悲しみの感情はネガティブかもしれませんが、感情は感情です。そこの感情を否定しては、情熱の炎も消えてしまうでしょう。感情をジャッジする必要はないのです。

 相手には大人の対応が出来ればいい。それとは別に、自分の感情はそのまま受け止めればいいのです。
 どんな感情も味わいつくすことが、情熱の炎を絶やさないことだとおもいます。クライアントさんは、「情熱=前向きな感情だけだと思っていました」とおっしゃいました。
 自分のどんな感情も否定せずに受け止めていけば、好き、嫌いがはっきりとして、自分のやりたいこともわかるのではないでしょうか。

「情熱を取り戻しましょう。どうしたら、スイッチ入りますか?」

 クライアントさんが、最近周りの人たちに感化されたという話を話されました。
 まず、自ら「お勤めの人たちが集う時間帯にジム」へ行ったそうです。仕事の後にジムに来るような人たちで、刺激的だったとのこと。また、周りの人たちの学ぶ姿を見たり、主婦の妹が仕事を再開し始めて、変化していったことも刺激を受けたと言っていました。
 クライアントさんの周囲では、そういう現象が起きていたのです。つまり、「あなたもそろそろ出なさいよ」というサインでしょう。潜在意識はもう気づいているものです。

 クライアントさんは、自分で情熱のスイッチを入れようと、色々試行錯誤しているように見えました。コーチを依頼したり、周りの人たちに感化されたり…。

 「どうしたら、いっきにスイッチオンになりますか?」と質問を投げかけました。

 人から引きずり出してもらうのが良さそうだなと私は感じたので、私が引きずり出すことにしました。(笑)
 
 あるお仕事をお願いしたのです。たまたま私もそれができる人を探しているタイミングでした。クライアントさん、言葉にならないほど喜んでくださいました。

 先日ご紹介した本田健さんの本『決めた未来しか実現しない』を、前日に読んでいたのもシンクロニシティでしょうか。「私の願望達成法では、全ての人と運命を共同創造しているという感覚が一番しっくりくると思います」と本に書いてあったとおりのことがすぐに起きたのです。

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★セッション後、ご感想を頂きました。

本日もセッションありがとうございました。

思いもよらなかたったセッションの結末に、今もワクワクが止まりません。
”嬉しい”という感情を超えた感情を今味わっています。
それをどう表現すればよいのだろう。
「企み」をもっている時の”蜜の味”が一番近いでしょうか。

今日のセッションで気づいたことは、どんなに一生懸命にがんぱっていても
自分一人だけでは抜け出せない穴があり、そんな時には降参して周りの
人の力をお借りするのが一番早いということでした。

私の場合は、誰にお願いするかと考えた時にふと頭に浮かんだのが
いつもメルマガやブログを読ませていただいている堀口さんのコーチングセッション。
「コーチをつける」その決断は正しかったと今日確信いたしました。
そうでなければ断捨離をやり過ぎて、これまでも私を支え、これからの人生にもなくてはならない
大切なものを自ら手放してしまうところでした。

私の周りで起きていることが、実は私を穴から出そうとしてくれている
周りの人たちの助けであったこと。
もちろんその方々は、穴から助け出そうと意識しているわけではないと思いますが、
何も考えずいたら見過ごしてしまっていたことも、視点を変えると有り難い出来事が
すぐ近くで起きているという気付きも、目から鱗が落ちた瞬間でした。

今日堀口さんからいただいた”新たなチャンス”という名のギフトを輝かせるよう
取り組みたいと思います。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

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