一歩が出ない…足りないのはイメージ力。では、どうやってイメージ力を育むの?

 転職活動をしているクライアントさんから、どう選べばいいのか迷っているという内容のメールをいただきました。

・Aという業界は、やったことのない業種だけど、勉強もしているしやってみたい仕事。
・Bという業界は、今クライアントさんのいる業界です。

 面接は練習も兼ねて、A業界もB業界も受けています。選択のポイントとして、①条件問わずAへ行く。②Bの内定辞退。③Bで引き続き勉強しながら、次を狙うという3択が出てきているようです。
 正直、①を選ぶことにブレーキがかかってる。リアリティあるのは③とのこと。まさかの展開なので、多少混乱気味のようです。自分のやってきたことが評価されたんだと、事実を受け取ることにする。と書いてありました。


 なぜ、迷ってしまうんだろう? と返信するときに考えました。

 夢というのは、すぐに「それがしたい」と選ぶものよりも奥深く、そこを経由して、夢にたどり着くという感じだと思います。なので、途中で淡々とやることも、含まれてくるのです。そんな展望も考えて、こんな返事を送りました。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

○○さんが将来、ミリオネアになるとしたら、何が有利でしょう? (笑)
  
Bの能力生かした、新しいAオフィスを開いて、
社長になるかもしれないし。

実際に成功しているAをしている人と、
話してみたりすると、イメージ広がるでしょう。
未来のイメージができる行動をいれてみてください!

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


 私もまだわからないということです。クライアントさんに不足しているのは、未来のイメージです。先日のセッションでも、クライアントさんが「こんなレッスンを企画したい」というところまでは、人に話したりするそうなのですが、行動が伴わないと言っていました。
 
 やはり足りないのは、未来のイメージです。セッションのなかで、「私だったらイメージを膨らませるようにこう行動するよ」と、例を出しました。すると、クライアントさんは、「イメージを広げるための行動をとる」という思考は初めてだったようで、驚いていました。その思考をクライアントさんに搭載させると、どんどんイメージが広がり、「できる!!!」となっていきました。

 ちなみに、 "I can imagine!" は、英会話のインストラクターが、たまに楽しそうに発するフレーズです。いつしかそのフレーズが気に入ってしまいました。「だったらできるな!」と太鼓判を押された気分になります。私の行動力がパワーアップしているのも、この人の想像力のおかげです。

 
 11年前、アパレル店長だったころ、コーチングを学ぼうと思い始めて最初に取った行動は、ネット上で見つけたコーチングで独立している人に、会いに行くことでした。
 パッと見つけて、さっと行ってきました。ランチをご一緒させていただいて、その方が学んだところに「私もそこにします!」と即決することができました。
 その方とのご縁はそれだけでなく、その方のバックにいる方ともご縁が広がって、副業期間中に講演会をしてほしいと依頼されたりもしました。イメージが出来上がっていると、最短でゴールへ辿り着くのです。

 「自分がやりたいか、やりたくないか?」その言葉に惑わされることはありません。それは、やりたいことをやっていない人に発している言葉であって、もう夢の階段を上り始めているひとは、その次元ではないのです。

 私がすべきこととして、イメージを膨らませる言葉を、クライアントさん、姪、甥っ子に、周りの人に、かけていきたいなと思っています。


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