もうわかりきっている部分を捨て去ったときにはじめて、心の奥底にある声に気づく。

 昨日の記事のクライアントさんと、あれからメールのやり取りが何度かあり、結局は、いい状況になる兆しが見えてきたようでした。

 その「何度か」が、心の中の答えを引き出すことに必要な時間なのです。
 朝、クライアントさんとメールのやりとりして、ブログで見解についてまとめた記事をクライアントさんが、さっそく読まれたようで、またメールがきました。「私が知りたかったのは、見極めるというほうの、決断力のことでした」と。私がたまたま言語化していたその言葉が、クライアントさんの心の中の答えを引き出すことにつながったようです。

 それで、また何度かメールのやり取りをして、「今の自分が大事にしたいこと」が更に引き出され、「決断の基準」にしたいことが明確になっていました。

 次に、面接の直前に質問が来ました。「どうしたら、思いがけない質問が来たときに、上手く切り返すことができますか?」と。
 私はそれを読んで、「切り返す札」を用意してはいけないと、逆に思いました。それでは、考えず、「反応」しているだけです。でも、多くの人は無意識に「反応シリーズ」ばかりを集めていて、自分の頭で考えていないことに気づいていません。とくに、失敗は許されないような、大事な場面に限ってそうです。

 私はここで、「ゆっくり考えればいいです」と、当たり前の返事を出しました。きっと、この返事を読んで、周りがよく見え始めたと思います。その面接は、「私が求めているものはこれだ」と、心が感じたものになったようでした。
 それから先はどうなるかは、まだわかりませんが、「頭で考えるのではなく、心で考える」ということをしていけば、クライアントさんの潜在意識での求めに合ったところへ、きっと転職できるでしょう。行動を続けていったり、何度も、自分に問いかけていったりする作業は必要なのです。


 私が先週のEVENT『Possibilities』の中で、「1つ目のアイデアは捨てます」と言いました。多くの方は、「直感が大事だというから、1つ目のアイデアにしてしまいそうですが、捨てるんですね」と驚いていました。

 だいたい、最初に出てくるアイデアは、もうわかりきっていることなのです。それらを捨てて行ったときにはじめて、心の奥底にある声に気づくのです。つまり、顕在意識のものを捨て去ったときにやってくる、アイデアを直感というのだと思います。

 ただ、忙しい毎日。そこまで深めて考える時間がないと、パッと思い付いたことでの行動の連続。本当にフォーカスすべき場所も見つからないまま、今の問題を解決しようと、日々頑張ってしまうでしょう。

「本当の答えの感触」を掴みきるためには、対話の時間と行動が必要なのです。

「最初からの45分間は、本当にこれが話したいことなのか? と分からないまま進んで行きましたが、やっぱり最後に出てくるものなんですね!」と管理職のクライアントさんがおっしゃいました。
 45分経過したころ、「あの、全然違う話なんですけど・・・・」とクライアントさん。かなりここがポイントです。よくあるのです、この切り返しが!

 全然違う、ふと浮かぶところまで、根気強く聞いてくれる相手は、なかなかいないと思いますし、上澄みを捨てていくような質問を、ピンポイントで投げかけるのもプロの技だと思います。

 コーチングセッションの時間は、「問題解決でない」。
 そう定義づけられたことによって、昨年までの私と、全然セッションが変わってしまいました。面白いことです。今年のクライアントさんたちは、コケてもなんでも行動をし続けるのです。いいんだよ、コケて。(笑)それが順調のしるし。

「全然お客様が集まりません…」、そのための対策を練るようでは、問題にフォーカスです。可能性にフォーカスするのならば、そこから新しい案が誕生するはずなのです。お客様が集まらないことも、一つの現象と考えるだけです。

 問題が消えるほどの可能性にフォーカスを定め、本当の答えを引き出すためのセッションを重ねることが必要だと思います。
 ただの思いつきが横に広がっていくのは会話。深めて本当の答えを探るのが対話なのです。

□■□■□■□■□

★7月、8月のEVENTご案内ページ

◎7/20東京「Future」◎8/5大阪対面セッション◎8/6大阪「Possibilities」



0コメント

  • 1000 / 1000