信頼できない・・・じゃなくて、向こうから信頼されるためになにができるか?

 自営業でマネジメントのサポートをしている方のセッションでした。結婚して、初めて経営者側になったようで、どうやったらいいのか? 試行錯誤しているようです。

 従業員の人が手を抜いていないだろうかとか、無駄なおしゃべりしていないだろうか? とか、そういうことが気になって、注意をすることがあるそうなのです。しかしそういうのは、やりたくてやっているのではないし、注意することで、相手に不満を持たれたり、申し訳ない気持ちになって、私が悪い…というようにマイナススパイラルになっているようでした。

 「従業員を信頼できないことがつらいんです」とクライアントさんがおっしゃいました。私はクライアントさんのフォーカスすべきところは、仕事ですから、そういう勤怠というよりも、「結果に対して」フィードバックを行ったり、従業員が働きやすいようにサポートしたりすることが、経営者のすることだと、フィードバックしました。

 自分のやるべきことがよくわかっていないと、そうやって従業員の勤怠について注意が向きがちになってしまうものです。本筋はそこじゃないのです。私も9年間の会社員時代を通して体験してわかってきました。

 つまり、経営者VS従業員ではなくて、同じ船に乗り込んだ船員と考えるべきだと思います。こちらが注意してばかりだと、仲間になれないでしょう。

 「信頼できない・・・じゃなくて、向こうから信頼されるためになにができるかですよ」と私は続けて言いました。

 私がマクドナルド時代に教わって、大変ためになった言葉があります。
「リーダーシップの定義=敬意×信頼」です。こちらが敬意をもって相手と接し、相手に信頼されるように約束を守ることと教わりました。リーダーが上というよりも、リーダーは部下を信頼してあげることだと思ったのです。

 ほかのクライアントさんから、びっくりする話を聴いたことがありました。「監視カメラをつけられている」と。
従業員を信頼していない会社。どんどん人が辞めていくのではないでしょうか。

 生産性、売上UPのために何ができるか? 能力アップのために何ができるか? 力を引き出すにはどうしたらいいか? 隠れた才能はどこにあるのか? オーケストラで言ったら、指揮者みたいなリーダーになれると、チームの力総動員で奏でることができ、結果につながるはずです。

 100%力を出していない人がほとんどだと思うのです。私の仕事もそうです。クライアントさんのポテンシャルを引き出す仕事です。「あなたの強みはそこ!」とフィードバックして気づいてもらうことなのです。

 すぐにできることとしては、「ほめる、認めるを増やす」ことだと思います。そこにフォーカスが向いていなかったクライアントさんは、「そんなこといったら、下心かなとか、悪いかな? とか思ってしまいそうです」とおっしゃいました。そんなことを思っていた、どんどん言えなくなるだけです。

 「変わるなら180度変えてしまおう。昨日と別人になってしまうくらい、プラス思考をする」
 一気に行くならそれくらいした方がいいでしょう。そうすると何が起きるかというと、運がよくなるのです。マイナスの状況を一気にプラスに持っていく。そこに運が発生するというメカニズムがあります。
 一見、問題はマイナス要素でしたが、その出来事があって気づいたわけですから、そうでもしないと気づけなかった、とプラスに考える方向性も見えてきました。

 セッション後、ブロックをしていた自分の内側の思い込みなども気づかれたようです。不要な思い込みは、過去のもの、これから創る未来へ進んでいくだけですね。


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