「違和感」に気づいて修正していくことで見えてくる本当の自分。

 「意識しないと、なんとなく進んでしまうので、自分を俯瞰できるようなもう一人の自分を作ることについて考えたい」というテーマでのセッションでした。
 セッションを依頼された当初は、「自分が何をしたいのかわからない?」というテーマのクライアントさんでしたが、セッションを始めて半年以上経ち、今の自分が極めていきたいことがまず決まり、どうしたら深められるか、成長できるか、その視点見つける方向へと話は進んでいます。

 自己探求型のセッションが多い中、このクライアントさんとのセッションは、能力開発型のセッションというのでしょうか。私としては、自分の能力が開花する前の、昔の自分を見ているような、そんなイメージもあり、別の面白さも感じています。これぞ、スポーツ界でも言う「コーチ」のようなものかもしれません。

 「自分の得意なことを探したい」とおっしゃる方は少なくありませんが、実は、まだ見ぬ自分が存在しているから、見つからない場合もきっとあると思うのです。
 例えば、20代後半になって、「自分の強みが分からない」ことは、ある意味普通のことと考えてみたら、これからのご縁や発展も楽しみにできるのかもしれません。

 私自身に置き換えてみると、アパレルに入って、どうにか結果を出すのだという強い思いはありましたが、どんな方法で結果を出せばいいかは、全く未知数でした。
 ブログを書き始めたのは、店長になって3年目の29歳のときでした。まさか、自分が書くことで、多くの人が読むブログになるなんて、思いもしませんでした。
 20代の前半の仕事で培われてきたマネジメントをそのまま続けるつもりで転職しましたが、蓋を開けてみると、全然違った自分になって独立をしていたのです。
 そんな経験をしているから、人生のいつのタイミングでも、急に違ったことを思いつくこともあるだろうし、もしかしてこっちだったの? というような、意外性のあるご縁に遭遇する可能性もまだまだあると思っています。

 さて、そのクライアントさんは、セッションのテーマがとても感覚的な感じがしたので、もう少し具体的になるような質問をして、言葉にしてもらいました。

「なぜ、そう思ったのか?」
「もう一人の自分をもつことで、何が良くなるのか?」
「意識ってどういう意味で使っているのか?」

 この3つの質問で、おぼろげだったものが、「はいはい、なるほどね」と、私の中でも落とし込まれていきました。ちなみに、クライアントさんは、私に何でも話してみて、まとめてくれるだろうと信頼してくれているようで、本当にバラバラに話してきます。(笑)

 自分の本番の姿を初めてDVDで見たようで、ダメ出しがいっぱい見つかったとのことでした。集中しすぎると、立ち居振る舞いなどのクオリティーが下がってしまったり、素の自分が出てしまったり、カッコよくあろうとしなくなる自分が見えたようです。
 なので、クオリティーを上げようとか、立ち居振る舞いがカッコ悪くないように意識しようとか、色々な面で意識をする必要があると思ったので、今の自分に気づけるように、鳥のように俯瞰できる自分をもう一人置きたいという意味でした。

「かっこよくあろうとしなくなる」という言葉に、私は若干引っ掛かりました。

 一方、一緒にやっているプロの人たちというのは、クライアントさんからみると、もう一人の自分が見えているようで、しかも、「神が降りてくる」と言っているそうです。

「堀口さんは、人前に出て話すときはどうなんですか?」と訊かれました。

 神が降りてくるという言葉は使ったことはありませんが、潜在意識から自然に話が引き出される感じはいつもしています。つまり、自分の潜在意識に任せられると信じられることであり、結局、普段の自分を磨くしかないと感じています。私でしたら、話のネタを普段から見つけ、こうしてアウトプットして、自分の引き出しを増やしていくことです。

 「自然に話が引き出される感覚」が、通用するときというのは、「自分の言葉」で話せているときに限ります。例えば、他のものを引用したときは、「棒読み」になってしまうのです。そして、私の場合、嫌な感じが残ります。

 「これは、コーチングの講座で習ったのですが…」という前置きを置くと、自分が発見したことを話しているわけではないので、教科書的なレクチャーになり、自分の言葉に自分の息吹が乗らないわけです。すると、なんとなく、参加者側にも届いていないのかな? と自分が不安になってくるのです。
 だから、「どこかから借りてきた言葉を使わずに、話せるようになりたい」というのは、私の在り方としての目標でした。目標にすぐには到達できないのも分かっていますから、真似をするなら、頭で意識して真似て感覚に落とし込み、やがて自分の言葉でアウトプットできる日がくると信じて真似をします。そうすると、そのうち自分の言葉になっていくように感じています。

 つまり、「自分に嘘をつかないこと」。
 自分に嘘がないとき、相手に伝わっているはずなのです。

 その定義は、人によって違うと思います。「徹するために自分が演技する」と言うことを決めている人もいるだろうし、「自分は素のままで行く」と決めている人もいるだろうし、どう在りたいかは、人それぞれなのだと思います。

 クライアントさんは、「きれいにやろうとして小手先になると、インパクトの弱いものになる」と感じていることにも気づかれました。それが、「かっこよくあろうとしなくなる」という言葉にもつながった気がしました。

 セッションの最初に「もう一人の自分」とおっしゃっていましたが、俯瞰する自分は、自分の内側に置くものなのでしょう。外から見るよりも、内側から「違和感」に気付いて修正していくものなのかもしれません。

 このセッションのレポートは、明日の記事にも続きます。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

相手に伝わったと感じるとき、自分の内側で何が起こっていますか?


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