パートナーと、いつもその話題になると気難しい感じになるので、どう話合っていけばいいのか? というテーマでした。
前回もテーマになったことがあり、「今度こそは言おう」という感じにはなったのですが、やはり難しかったようです。クライアントさんのなかで、一方的に「私の気持ちはこうなんです」になってしまいそうだということを懸念されていました。相手の気持ちもわかってあげたいところもあるし、相手を納得させたりする話が苦手なところがあるから、自分の伝え方にも問題があるのではないかとおっしゃっていました。
「でも、この相談をするということは、私は伝えた方がいいんだろうと思っているってことですよね」とクライアントさんは自分で話しながら確認されました。そして、相手に話そうと思っていることについて、私に話してくださったところで、「そのまま話せばいいんじゃないですか?」と私が言いましたが、「話してもダメだろうと思う気持ちがあります」と返事が返ってきました。
前回もテーマになったことがあり、「今度こそは言おう」という感じにはなったのですが、やはり難しかったようです。クライアントさんのなかで、一方的に「私の気持ちはこうなんです」になってしまいそうだということを懸念されていました。相手の気持ちもわかってあげたいところもあるし、相手を納得させたりする話が苦手なところがあるから、自分の伝え方にも問題があるのではないかとおっしゃっていました。
「でも、この相談をするということは、私は伝えた方がいいんだろうと思っているってことですよね」とクライアントさんは自分で話しながら確認されました。そして、相手に話そうと思っていることについて、私に話してくださったところで、「そのまま話せばいいんじゃないですか?」と私が言いましたが、「話してもダメだろうと思う気持ちがあります」と返事が返ってきました。
(以下、対話で綴ります。私から)
「なぜそう思うようになったのですか?」
「相手が理解しようとしてくれないように感じます。仕事が辛いと相談したといは、『余計なことを考えないでコツコツやればいいんだ』と言われて終わってしまいました」
「本当はなんて言われたかったのですか?」
「『わかったよ』と言ってほしいんです。それだけでいいのに」
「そうですね。気持ちの理解をしてもらえたと感じるとホッとしますよね。『こうじゃないの?』と返ってくるパターンを繰り返してきたから、相手はわかってくれないだろう、って思っちゃったんですね」
「そうですね…」
「でも、このパターンのままでいくのも、ずっと自分の言いたいことを我慢し続ける夫婦となって、どんどん我慢が重なると辛いですよね…」
「そうですね。諦めて行動しないよりも、行動する自分になりたいというのもあります」
「言いづらいことを言うときは、勇気が要りますよね…」
「ふと言ったひとことが、相手を傷つけることも、私にはあるようで、『気遣いが足りないと、パートバーに指摘されたことがあったんです』
「え、どんなときですか?」
「私が従業員の人に『大変でしたよね』と言ったときに、その人から、『大変なのは当たり前よ』と返ってきて、怒らせてしまったことがあったんです。その話をパートナーにしたときですね。もっとほかの言い方もあったのかな?と」
「なるほど。気遣いで言ったつもりが、相手にとっては決めつけられたように感じたのかもしれませんね。『お疲れ様でした』とか『お時間かかる仕事でしたもんね…』とか、余白を持たせた言い方にすることもできますよ」
「そうですね。決めつけのように相手は感じたんですね。それと、私がしゃべりだすと一方的になって返せないと言われることもありました。いつ話そう…とタイミングを見計らっていると、溜ってきて、爆発して喋り倒してしまうことがあるんです」
「我慢が続くとそうなりがちですよね。これからは、言いたいことがあって我慢し続けるのか? 小出しにして言う人になるのか? 自分がどっちの人になるかですね…」
「言いたいことを言えた方が、言いたいことを言わずにいるよりもいいですね。期限が決められていたら、言わないで我慢することもできるけれど。結婚生活はそういうものではないですしね」
「そうですね。あと1年とかだったら、我慢できるかもしれませんけどね。(笑)」
「相手のタイミングを見ながら言えるようになりたいです」
「そうですね。私のヨガの先生が、『苦手なことをしないとバランスが整わない』って、難しいポーズをするときに、言っていました。自分の中のバランスを整えることって、体だけじゃなくて、心にも言えそうですよね」
「そうですね。まずは、行動に出てみようと思います」
クライアントさんのなかで、段々と意志が固まってきたようです。
そのあと、もうひとつのテーマへと進みましたが、最初に話したことと繋がっていました。
「私のことをわかってくれていないんじゃないか」と相手に対して不安に思っていることについて、さらに話し続けました。
わかってくれないと感じている部分は、目には見えない「気持ち」の部分のことでした。聴く感性がないと、なかなか難しいところです。私も、この仕事を始めて4年目までは、相手の気持ち想像することを、とても難しく感じていました。そもそも、「気持ちを想像することは、相手ではないので不可能だ」くらいに考えているタイプでした。しかし、できる人がいることに気づいたとき、自分の傾聴力に危機感を感じ、聴く感性を磨いていったのです。
傾聴の感性を鍛えてゆくと、段々と人と違う発言をしている自分に気づきだしました。ということは、正直、汲み取れるひとのほうが少ないような気がしているのです。だから『星の王子さま』の本が、今でもずっと語り継がれているのだと思います。
相手に伝えてみることにコミットされたクライアントさんです。いつものように爆発にならないように、まずはこちらも相手の気持ちを汲み取ってから、話を始めることを提案しました。
「いつも励ましてくれてありがとう」と。そして、相手とは長く関係を続けていく人ですから、「だけど、気持ちを聞いてくれていない気がする」と相手を教育することもありなのではないでしょうか。相手が改善がみられるかまでは、あまり追わなくていいです。ただ伝えることです。
実際、私は母にそう言ったことがあります。その後、母との関係がオープンになっていったのです。また、ある傾聴のセミナーでお会いした母と同世代の方にその話をしたら、「私も息子からそう言われたことがあるわ」とおっしゃっていました。家族内では、そうやって言い合っているものなんだなと、私も気持ちが軽くなりました。
そんな体験談をシェアしながら、クライアントさんも伝えていく自分になることに、コミットされてきたようです。そこを乗り越えて、もっと相手と絆が深まるといいですね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
苦手なところを意識することはありますか?
「なぜそう思うようになったのですか?」
「相手が理解しようとしてくれないように感じます。仕事が辛いと相談したといは、『余計なことを考えないでコツコツやればいいんだ』と言われて終わってしまいました」
「本当はなんて言われたかったのですか?」
「『わかったよ』と言ってほしいんです。それだけでいいのに」
「そうですね。気持ちの理解をしてもらえたと感じるとホッとしますよね。『こうじゃないの?』と返ってくるパターンを繰り返してきたから、相手はわかってくれないだろう、って思っちゃったんですね」
「そうですね…」
「でも、このパターンのままでいくのも、ずっと自分の言いたいことを我慢し続ける夫婦となって、どんどん我慢が重なると辛いですよね…」
「そうですね。諦めて行動しないよりも、行動する自分になりたいというのもあります」
「言いづらいことを言うときは、勇気が要りますよね…」
「ふと言ったひとことが、相手を傷つけることも、私にはあるようで、『気遣いが足りないと、パートバーに指摘されたことがあったんです』
「え、どんなときですか?」
「私が従業員の人に『大変でしたよね』と言ったときに、その人から、『大変なのは当たり前よ』と返ってきて、怒らせてしまったことがあったんです。その話をパートナーにしたときですね。もっとほかの言い方もあったのかな?と」
「なるほど。気遣いで言ったつもりが、相手にとっては決めつけられたように感じたのかもしれませんね。『お疲れ様でした』とか『お時間かかる仕事でしたもんね…』とか、余白を持たせた言い方にすることもできますよ」
「そうですね。決めつけのように相手は感じたんですね。それと、私がしゃべりだすと一方的になって返せないと言われることもありました。いつ話そう…とタイミングを見計らっていると、溜ってきて、爆発して喋り倒してしまうことがあるんです」
「我慢が続くとそうなりがちですよね。これからは、言いたいことがあって我慢し続けるのか? 小出しにして言う人になるのか? 自分がどっちの人になるかですね…」
「言いたいことを言えた方が、言いたいことを言わずにいるよりもいいですね。期限が決められていたら、言わないで我慢することもできるけれど。結婚生活はそういうものではないですしね」
「そうですね。あと1年とかだったら、我慢できるかもしれませんけどね。(笑)」
「相手のタイミングを見ながら言えるようになりたいです」
「そうですね。私のヨガの先生が、『苦手なことをしないとバランスが整わない』って、難しいポーズをするときに、言っていました。自分の中のバランスを整えることって、体だけじゃなくて、心にも言えそうですよね」
「そうですね。まずは、行動に出てみようと思います」
クライアントさんのなかで、段々と意志が固まってきたようです。
そのあと、もうひとつのテーマへと進みましたが、最初に話したことと繋がっていました。
「私のことをわかってくれていないんじゃないか」と相手に対して不安に思っていることについて、さらに話し続けました。
わかってくれないと感じている部分は、目には見えない「気持ち」の部分のことでした。聴く感性がないと、なかなか難しいところです。私も、この仕事を始めて4年目までは、相手の気持ち想像することを、とても難しく感じていました。そもそも、「気持ちを想像することは、相手ではないので不可能だ」くらいに考えているタイプでした。しかし、できる人がいることに気づいたとき、自分の傾聴力に危機感を感じ、聴く感性を磨いていったのです。
傾聴の感性を鍛えてゆくと、段々と人と違う発言をしている自分に気づきだしました。ということは、正直、汲み取れるひとのほうが少ないような気がしているのです。だから『星の王子さま』の本が、今でもずっと語り継がれているのだと思います。
相手に伝えてみることにコミットされたクライアントさんです。いつものように爆発にならないように、まずはこちらも相手の気持ちを汲み取ってから、話を始めることを提案しました。
「いつも励ましてくれてありがとう」と。そして、相手とは長く関係を続けていく人ですから、「だけど、気持ちを聞いてくれていない気がする」と相手を教育することもありなのではないでしょうか。相手が改善がみられるかまでは、あまり追わなくていいです。ただ伝えることです。
実際、私は母にそう言ったことがあります。その後、母との関係がオープンになっていったのです。また、ある傾聴のセミナーでお会いした母と同世代の方にその話をしたら、「私も息子からそう言われたことがあるわ」とおっしゃっていました。家族内では、そうやって言い合っているものなんだなと、私も気持ちが軽くなりました。
そんな体験談をシェアしながら、クライアントさんも伝えていく自分になることに、コミットされてきたようです。そこを乗り越えて、もっと相手と絆が深まるといいですね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
苦手なところを意識することはありますか?
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