視点の変化で真実が見える。

 年末は、振り返りシーズンもあり、引き続きお客様よりメールを頂いております。ありがとうございます。ご報告メールは、私の2014年のセミナー、セッションでの効果を知る機会になっています。そして、私の役割を知る機会です。
 これまでは『ひとみずむ』や『me,too』、またこのブログに体験談をつづることによって、コーチングでの変化を表現してきましたが、これからは、「対話の価値」を世の中に知らせていくことに、使命感を持って取り組んでいくべきなのだろうと、ご感想を頂くたびに感じています。

 今回は、プチセミ(視点)と対面セッションの組み合わせが、変化のきっかけになったとのことでメールを頂きました。(ご丁寧に長文でいただいたので、記事化にあたりピックアップさせていただいております)

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お久しぶりです。○○です。
7月のプチセミ&セッションではお世話になりました。

7月のときに「家と会社の往復で特に変化がない」と言っていたのですが、その後も大きな変化はなく、基本的に淡々と往復する生活です。

そのことに関してセッションのとき、堀口さんに「毎日定時で帰れるということは、定時に帰れるようにプランニングして仕事に取り組んでいらっしゃるからですし、毎日ご飯を作っていることにも価値がありますし、やりたくても、できていない人もたくさんいらっしゃると思いますよ。そういうところを自分で評価してもいいのではないですか?」と言われました。

今まで妹と二人暮らしをしているときも、一人暮らしもしていても、やっぱり自炊がほとんどだったし、お弁当も学生時代も働き出してからも作ってる。そもそも何で毎日律儀にご飯を作って、お弁当(自分の分だけですが)を作ってるんだろう?とふと疑問に思いました。答えは意外であり、妙に納得の「母がそうしてたから」でした。
大学入学を機に家を出て以来、自分の好きなようにやってきたと思っていましたが、自分のベースに親の影響が根深くあったんだと気づいた出来事でした。

今の自分から昔の出来事を振り返ってみると親やその時代、周りの価値観に良くも悪くも影響されて自分らしくない振る舞いや考えをしていたなと思えることがたくさん見つかって、過去の解釈がここ2ヶ月ぐらいでガラっと変わりつつあります。視点の変化で真実が見えるというか、まだまだ「プチセミ:視点」実践中な感じです(^^)

「視点の変化」で最近すごく「!!!」としたことがあったので、シェアさせてください。

小学生のときに学校から帰って母が晩ご飯の準備をしていたら「今、話しかけたら邪魔かな。悪いかな。」って思って「晩ご飯、何?」くらいしか聞けなかったです。今思えば、子供なのに空気読み過ぎです(笑)

でも、自分はそういう相手の状況やタイミングを配慮していたんだ、と思えたら「子供の頃、あんまり話を聞いてくれなかった」みたいな怒りがなくなりました。

夫への反抗心(笑)は、堀口さんとのセッションで受け入れ態勢ができました。その後、もともと、その人が持っている気性やコアな個性ってこういうことだなと思えました。自分の傾向や相手の傾向を知ることで、過去の出来事の解釈が変わったきっかけでもありました。同時に自分のアンバランスさにも気づけたのも良かったです。

やっぱり今年一年を振り返ってみると、プチセミに参加したこととセッションを受けたことはターニングポイントだったなと思います。

偶然目にしたものや聞いたことが、ちょっとした変化のきっかけになること。
そういうものをキャッチできるような自分でいることって面白いですね。

ブログの更新、メルマガ、いつも楽しみにしています。
来年もお世話になることと思います。

今年もありがとうございました。

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 コーチングで起こる変化が2種類あるとしたら、動の変化と静の変化です。私がコーチを始めた頃は、「仕事で成果を出す」という動の変化が主でしたが、今では、「今いる場所で変化を感じる静の変化」があり、そこに結果がついてくるような流れになっていると思います。

 私が思う本質的な変化というのは、何か新しいことを始めたから変化するというよりも、今いる場所で、捉え方が変わることによって見える景色が変わり、「変化した」と感じられる事。まさに、そういう変化を体現なさっている、メールの内容でした。
 そういう変化は、後戻りすることもなく、これから先の幸せな人生にも、きっと役に立っていくものだと思います。