いつも不完全燃焼…な理由が見つかったセッション。

 セッションの最初に言っていたテーマは、「自分の欲求は何か?」でした。
しかし、もっと根本のところが発見されていったのです。


 本当は何がしたいのか?好きなことをして行きたいとは思っているけれど、本当に何をしたいのか? 分からないし、今やっている事務の仕事は、知り合いに紹介されて入ったところだけれど、思った内容と段々違うことになってきてしまって、何かあったらいつでも言っていいと言われているのにもかかわらず、折角、誘って下さったお仕事だからと、数か月継続中のようです。

 ここで、「あまり向いている仕事ではない」と相手に伝えると、いつも、仕事が長く続かない自分をまた繰り返してしまうことも、嫌に思っていたのもあるから言えないというのもあるみたいでした。

 でも、やっぱり好きなことをして行きたいとは思うと。
仕事以外のプライベートや単発で依頼される副業では、やりたいと思うことをしている自負もあるそうなんです。
 となると、仕事だけが、やりたくないことをやっていて、そんな自分が嫌ってことでしょうか?

 また、前回のセッションと話の流れが同じになる雰囲気も感じつつ、(笑)私は質問して行きました。

「何か、自己表現をして行きたいと思っているとか?」

「そういえば、自己表現は最近あまりしていません。『ひとみずむ』を書いていた時はすごく楽しかったんです。書くことが好きなのかな? 最近、副業で依頼された調査のレポートを書いている時も、とても充実していました」

「じゃあ、充実しているのなら、たまに単発で頼まれたときに、自分の力を発揮できるわけですし、それでいいともいえますよね」

「今回、その単発の仕事を頼まれたとき、少し前の自分なら『できなさそうだから、断ろう』と思うところだったんですが、去年のセッションで、『自分が愛されていた』ことを感じられたからか、今回は、自分にきっとできそうだと思って、引き受けたんです。これは大きな変化でした」

「へぇ、そうだったんですね。自分にできること出来てよかったですね! でも、何でしょう…前回のセッションと、また同じ感じになってきていますけど(笑)一体何がしたいんでしょうか?」

「私、パートとかは嫌なんです。店長をしていた頃は、自由に出来ていたんですが、結婚して、パートの枠になって、自分らしくできなくなって、とても窮屈に感じてしまって…。自由に働ける状態がいいんです」

「前にもそうおっしゃっていましたね。もしかしたら、『私、もっとできるのにぃ』っていつも思っているとか?」

「はい、いつも思いますね」

「でも、お話し聴いていると、今の状態は、かなり自由な感じしますけど、友達に『自由でいいよね』って言われません? ほら、旦那さんも何も言わないし。旦那さんの転勤が多いことも好きみたいですしね (笑)」

「はい。言われますね(笑)出張ペースとゆったりのペース両方がいいです」

「副業は、出張行ってきたんですよね。今の状態は、出張あるし、事務の仕事はゆっくりできるし、両方の要素ありますね」

「そうですね。確かに止まっている感じはしていない。このスタンスを続けていくことでいいのか…。なんか、昔から現状に満足していないのかもしれません。昔はよかった…って、よく言っていたんです。『ほら、できない』と言いながら、現状に不満を繰り返していたのか!」

「なるほど。『もっとできるのにぃ、ほら、できない』って思いながら、現状に不満を持っていたんですね。ということは、繰り返さないのなら、『これでいいや』って思えることができると、止まりそうですね」

「そうですね。(笑)考えてみると、子供のころからそう思っていたかも。『ほら、できない』って」

「できることして行けばいいですよね。私なんて『これでいいや』っていうのが、子供の頃の口癖だったと、親に聞きましたよ(笑)」

「(笑)『今できることをして行くことでいいのか!』これでいい気がします。まさに、出張の仕事はそれを体験していました(笑)」


最後は爆笑のセッションになりました。
ずっと、「現状に不満足」な気持ちが繰り返されていたんですね・・・。

 セッションの後、ご感想が来ました。

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昨日はありがとうございました!
終わったあと色々な想いがでてきて涙がとまりませんでした。
そして、ここ数年で考え方、受け止め方に成長、
変化した自分を感じることができ、浄化されていきました。

もっとできるはず!と思うから、いつも不完全燃焼…
これで、自分で自分を窮屈にしていたと気づきました。
そして自由になりたい!の繰り返し…

今にいきる!自分ができることを精一杯やればいい、
これをやっと体感したので、エネルギーの注ぎ場所が分かった気がしました。
そうすると、いいほうに流れて行く予感がしています!

ずっと不満だった自分は、その気持ちを自分に誰かに、
分かってもらいたかったんだな~と思いました。
もう自分で分かってあげたので肩の力がぬけました。

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 自分に投げかける言葉で、自分をひとりでに窮屈にしてしまうことってあるのですね。
前回のセッションでは、「今の仕事が合わないと、知人の人に言ってみてもいい」という一つの結論も出たのですが、無意識の方では、「また繰り返す」を警戒していたんですね。だから、言えなかった。

 結局、気づきたかったのは、「今に生きる!自分ができることを精一杯やればいい」というシンプルなことでした。

 長年繰り返しているだけあって、なかなか内側の声も出てきませんでしたね。2回のセッションをかけて、無意識の声をようやく聴けたのでした。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分を苦しめているかもしれない口癖はありませんか?