パートナーが仕事で余裕のない時に、自分にあたってくることがあり、そのやりとりで、かなり疲弊してしまうそうです。きっと自分の軸を持つことができればいいけれど、そんな相手にどういう風に接したらいいのかということがテーマでした。
相手がサポートして欲しいことを具体的に言ってくれば、自分も助けられるけれど、自分の力では及ばないようなことを言われると、どうすればいいかと困ってしまい、精神的に疲れ、自分の仕事も集中できなくなるそうです。
例えば、相手が自分で時間の無駄遣いをしているのに、「あなたのせいで、時間が無くなった」と言ってくる。1日24時間を25時間にすることは誰にもできません。単なる相手の愚痴のようですが・・・。
自分にどうにもできないのは仕方ないことですから、相手はただ言いたくて話しているなと思って、ただ聴くしかできません。聴いていけば、相手も段々と落ち着くものです。
例えば、精神科医が「あなたのせいだ」と言われて、「私のせいだ」とその都度思っていたら、どんなに大変でしょうか・・・。そのように例をあげたら、クライアントさんが、自分の状況を客観視できたようでした。
それでも、どうにかしてあげたいと思う気持ちの裏には、相手が仕事で失敗して仕事を失ってしまったらどうしようという恐怖心があるようでした。自分が助けないと、大変なことになる・・・と。
相手をサポートして、よくなるように願っているようでもありながら、自分も困るのはいや、になっていました。もう、できる限りのサポートをしているのなら、それでよしとして、後は相手にやってもらうしかありません。
状況を整理していきながら、「自分が責任のないことで責められるのが苦手」と自分で気づかれたようです。
それは、パートナーとの関係だけでなく、親との関係にも似ているような気がすると、自分の人間関係の悩みの根幹が、すべてそこにあるのかも・・・とクライアントさんの中でつながり始めたようでした。
「あなたのせいで、時間がなくなった」と言われたとき、時間を無駄に使っているのは、自分自身じゃないの、と言いたくもなるけれど、言い方だけは冷静にして、「じゃあ、どうして欲しいわけ?」と聞く。すると、相手もさらに、感情的になるのだそうです。言い方は冷静かもしれませんが、相手の感情的な表現に答える形では、相手は、もっとヒートアップしてしまうでしょう。
一方、冷静になった時、「さっきは、また変なこと言ってしまった、ごめん」と相手は謝ってくるそうです。
人は感情が高ぶっている時、反射的に何か言葉を発したり、その辺にある乱暴な言葉で、相手を威嚇するために発することは少なくありません。
つまり、相手の感情が高ぶっているときに発する言葉を真に受け止めすぎないことです。冷静になってから考えればいいでしょう。
クライアントさんは、「私が何とかしてあげなくちゃ」と背負いすぎていたのです。相手に、「あなたのせいだ」と責められるとき、同時に自分の心は、どうにもできない無力感が発生していたのです。それが、自分を苦しめていることだと分かりました。
相手が威嚇するような言葉を発していたら、そのまま相手の言葉をオウム返しして聴き、まずは冷静さを取り戻してもらいましょう。落ち着いてきたら、建設的な話し合いになれるのですから。
このようなプロセスで、相手のペースに巻き込まれているとは、ご自身であまり気づかれていなかったようです。それは、パートナーや、親だけでなく、仕事の取引先やお客様との関係性にも共通することかもしれないと言っていました。
相手の感情が高ぶった時に発した言葉を真に受け、それに対応できない自分の無力感、してあげられない罪悪感が、疲れていた原因だったのです。これからは、自分の感覚を守ることにも意識を向けられるようになるでしょう。
ビジネスコーチングで、90日コーチングを依頼したのに、話が根本的なところに行きついたと感じ、クライアントさんは、驚いていました。以前、他でコーチを依頼していたときは、物理的な距離感をとることで、相手との関係をそこそこ良くするという話に落ち着いていて、これでいいと思っていたようです。
しかし今回、まさか、こんなところに・・・という、根本的な発見ができ、次のセッションまでに、「距離感」についていろいろ発見できそうな、そんな期待も広がっているようでした。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
人間関係で自分が疲れてしまうときは、どんなときですか?
□■□■□■□■□
■9/29 sat@銀座 「聴くことは幸せにつながるセミナー」
相手がサポートして欲しいことを具体的に言ってくれば、自分も助けられるけれど、自分の力では及ばないようなことを言われると、どうすればいいかと困ってしまい、精神的に疲れ、自分の仕事も集中できなくなるそうです。
例えば、相手が自分で時間の無駄遣いをしているのに、「あなたのせいで、時間が無くなった」と言ってくる。1日24時間を25時間にすることは誰にもできません。単なる相手の愚痴のようですが・・・。
自分にどうにもできないのは仕方ないことですから、相手はただ言いたくて話しているなと思って、ただ聴くしかできません。聴いていけば、相手も段々と落ち着くものです。
例えば、精神科医が「あなたのせいだ」と言われて、「私のせいだ」とその都度思っていたら、どんなに大変でしょうか・・・。そのように例をあげたら、クライアントさんが、自分の状況を客観視できたようでした。
それでも、どうにかしてあげたいと思う気持ちの裏には、相手が仕事で失敗して仕事を失ってしまったらどうしようという恐怖心があるようでした。自分が助けないと、大変なことになる・・・と。
相手をサポートして、よくなるように願っているようでもありながら、自分も困るのはいや、になっていました。もう、できる限りのサポートをしているのなら、それでよしとして、後は相手にやってもらうしかありません。
状況を整理していきながら、「自分が責任のないことで責められるのが苦手」と自分で気づかれたようです。
それは、パートナーとの関係だけでなく、親との関係にも似ているような気がすると、自分の人間関係の悩みの根幹が、すべてそこにあるのかも・・・とクライアントさんの中でつながり始めたようでした。
「あなたのせいで、時間がなくなった」と言われたとき、時間を無駄に使っているのは、自分自身じゃないの、と言いたくもなるけれど、言い方だけは冷静にして、「じゃあ、どうして欲しいわけ?」と聞く。すると、相手もさらに、感情的になるのだそうです。言い方は冷静かもしれませんが、相手の感情的な表現に答える形では、相手は、もっとヒートアップしてしまうでしょう。
一方、冷静になった時、「さっきは、また変なこと言ってしまった、ごめん」と相手は謝ってくるそうです。
人は感情が高ぶっている時、反射的に何か言葉を発したり、その辺にある乱暴な言葉で、相手を威嚇するために発することは少なくありません。
つまり、相手の感情が高ぶっているときに発する言葉を真に受け止めすぎないことです。冷静になってから考えればいいでしょう。
クライアントさんは、「私が何とかしてあげなくちゃ」と背負いすぎていたのです。相手に、「あなたのせいだ」と責められるとき、同時に自分の心は、どうにもできない無力感が発生していたのです。それが、自分を苦しめていることだと分かりました。
相手が威嚇するような言葉を発していたら、そのまま相手の言葉をオウム返しして聴き、まずは冷静さを取り戻してもらいましょう。落ち着いてきたら、建設的な話し合いになれるのですから。
このようなプロセスで、相手のペースに巻き込まれているとは、ご自身であまり気づかれていなかったようです。それは、パートナーや、親だけでなく、仕事の取引先やお客様との関係性にも共通することかもしれないと言っていました。
相手の感情が高ぶった時に発した言葉を真に受け、それに対応できない自分の無力感、してあげられない罪悪感が、疲れていた原因だったのです。これからは、自分の感覚を守ることにも意識を向けられるようになるでしょう。
ビジネスコーチングで、90日コーチングを依頼したのに、話が根本的なところに行きついたと感じ、クライアントさんは、驚いていました。以前、他でコーチを依頼していたときは、物理的な距離感をとることで、相手との関係をそこそこ良くするという話に落ち着いていて、これでいいと思っていたようです。
しかし今回、まさか、こんなところに・・・という、根本的な発見ができ、次のセッションまでに、「距離感」についていろいろ発見できそうな、そんな期待も広がっているようでした。
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