文章は接続詞で決まる  石黒圭 (著)

「文章力アップのための本はないか?」と編集者さんに相談したら、

『文章は接続詞で決まる』石黒圭 (著)を教えてくださいました。



本に愛着をわかせるため

まず、目次を見て読みたい所から開いてみました。

すると、漱石の作品に見る効果という小見出しが気になりました。

その中に『坊ちゃん』からの引用が書いてありました。



「その後ある人の周旋で街鉄の技手になった。月給は・・・・

(4行くらい中略)だから清の墓は小日向の養源寺にある」


この「だから」は素晴らしい。と書いてあったのですが、

私もこの引用文を読んで、本当にそう思いました。

坊ちゃんの清に対する深い愛情を感じることができる

接続詞だからです。


それに、「それから」という題名の本もありますよね。

『接続詞が題名ってどういうこと!』って思えてきました。



まだ、読み始めなのですが、早速接続詞の深さに圧倒されました。

軽く見ていた接続詞にも、読んだ時の感触や心の動きというものがある!

そういう細かいところを感じていながらも、

意識が薄かった自分に気付かされました。

ああ、人生損していたな。



「読む方が、いやな気分にならない接続詞は使わないようにしよう」。

これくらいのことだけを思っていましたが、

逆に、気持ちのよくなる接続詞もあったりして

そちらのほうに、今後着目して見るのもいいなぁと思ったのです。


視点が増える話は、本当に面白い。

文章を読むときの楽しみも増えそうです。

要するに、オススメということです。


今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

あなたがよく使う接続詞は、なんですか?


 セミナーお申込み受け付け中です。

5月22日(土)「人とつながる!」質問メイクセミナー 最後の開催です。
6月12日(土)夏コミin東京 堀口ひとみ x 播磨弘晃 テーマ「話させ上手」
7月24日(土) 初開催!堀口ひとみライブセッション@銀座