テーマ 「お世話になった人たちと別れるとき、湿っぽくなりがちなことについて」。

90日コーチング3回目のHさん。

オリエンの時から比べると、とってもシンプルな思考に

なってきて、私もびっくりしています。

これまでに「テーマを決める」「引き出し理論」など

視点を変えていき、軸のない決断体質だったところに

決着をつけてきました。


そして今後、仕事のエネルギーをどこに注いでいくか?

進路が決まってきたので、辞める先にどういう風に

伝えればいいか?ということで話し合いました。


テーマは、

「お世話になった人たちと別れるとき、湿っぽくなりがちなことについて」です。


お話聞いてみました。





「これまでお世話になった方たちへ伝えるときに、これまでのパターンだと
 どうしても、後ろめたさ、申し訳なさが先行してしまいます。
 相手に感謝を届けて、かつ、喜んでもらえるような、
 少なくとも、寂しくなかったり、がっかりさせないお別れの仕方、
 配慮を考えたいですね」


「なるほど、先に進もうとしている時は、さらっと行きたいところですね。
 私は、マックを辞める時も、アパレルを辞めるときも、
 送別会を忘れられるほど、(爆)あっさりと辞めましたよ。
 アパレルの時なんて、取締役がわざわざ独立に向けてのアドバイスのため
 お茶してくれました!辞める人にわざわざ時間作ったの初めてだって
 言っていました。『ここを卒業して次のところへ!』みたいな感じで
 私が明るく言うので、『堀口さん、絶対独立したほうがいいですよ』って
 みんな応援してくれましたよ」


「私は、何で辞めるの?もったいない・・・と特に上の人たちから
 いつも止められるんです。私も申し訳ない気持ちがとてもしてて・・・」


「いつも、伝えるときどんなふうになっちゃうんですか?」


「こんなに育てていただいたのに、本当に申し訳ありませんって。
 がっかりされたくないとか、申し訳ない気持ちでとてもいっぱいなんです」


「がっかりされたくないという気持ちで、最初に謝るのですね。
 そうすると、相手にもその感情が移り湿っぽくなるでしょうね。
 そこは、『ありがとうございます』っていうと感じ変わりますよね」


「ああ、なるほど」

 とてもあっさりと納得されていました。


「ここは、自分の在り方を変えるんです。感情が移りやすい人が多いから。
 こちらの感情が落ち着いていれば、相手も落ち着かせることができます。
 そして、すぐに建設的な話へ。大人思考ですよ。まあやってみるとわかりますよ」


「そうですね、やってみたいですね。
 いつもひとみさんとのセッションは、なんか軽いですもん」


「ですね、こちらがリラックスしてると、相手の方もリラックス
 されますからね。舞台『おくりびと』で、柄本明の演技は、
 リラックスしすぎて、ほんとか芝居かわからないほどでしたよ。
 でも、悲しすぎる物語に、あの演技が入って、「ホッ」としましたからね。
 あと、相手にネガティブな気持ちを抱かせないために、
 ここが嫌で辞めるんではないですよというニュアンスが伝わるといいですね。
 実際にポジティブな要素が多いんですしね。余計な心配をさせないように
 配慮すればいいですよ」




  セッション後5時間してメールが来ました。

 まだ、古いパターンが残っていて、
 若干、申し訳ないモードになりそうな自分がいましたが
 思ったより、相手も淡々と、感情ベースの話は出ずにすんなりでした(笑)

 


 今日のノート





 解決のヒント

相手の感情に左右されないと余計なエネルギーを使わなくて済む。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

相手の感情に流されてしまうときはどんな時ですか?