【期待は依存。】

先ほど、セミナーの特典のコーチングをしていたのですが、

クライアントさんは、ほかのコーチもついていらして、

コーチングってどういうものなのですか?

ということを私にも聞いてこられました。


そして、私のほうから、そのコーチについては、

どういう感じを持っているのか?聞いてみました。


「そのコーチは、おそらく新米コーチではないかと・・・

その理由としては、アドバイスが多く、

私を引き上げようとしている感じが伝わってくるからです。」

とおっしゃっていました。



私が、コーチを始めたころ、まさにそうでした。

相手によかれと思って、いろいろなアドバイスをして、

行動をさせやすくしてあげよう。

と思っていました。


しかし、そのクライアントさんは、1年は受けていましたが、

まったく行動できないで終わりました。


私は、そのとき無我夢中でコーチングをしていましたし、

時間がかかってでも、相手の方にいい感触を得ていただこう。

と思って、与えるものはすべて与えるようにしていました。


なので、クライアントさんとしても、とても満足を感じて

くださったのも事実です。

ご家族のお食事会にも誘われ、お父様にとても感謝されました。


しかし、だんだんと行動をできない自分がつらくなって、

その方は、コーチングを休みます。とおっしゃってきました。


やっと、この力関係に気付いたのは、実は今年に入ってからのことでした。


★相手を引き上げようとしない。

★相手に変わってほしいと願わない。


コーチとしてのスタンスは、これが一番重要です。

これをわきまえることができると、相手は行動を開始します。


なにも、コーチングだけではありません。

人間関係において、この考え方でいくと、実に楽になります。


★相手を引き上げようとしない。

★相手に変わってほしいと願わない。



この考え方は、依存的な考え方だから、自分がどうにもできるはずはなく、

疲れていたんだなぁ。と身をもってわかりました。


5/17のセミナーは、相手の話を広げる。方法についてお話もしますが、

実はこの大前提が大事である。ということを、

もっと考察を深め、お伝えできると思っています。


今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

あなたは、求めすぎていませんか?