苦手(憧れ)にはものすごい可能性のスイッチがある。

 90日コーチング3回目のセッションのクライアントさんからのセッション後の感想です。


 「既に、自分の話したいことを話させてもらっているな、と堀口さんに対する信頼の土台ができていましたので、今日もまた、自分に正直に話してみよう、と覚悟を決めた先の今日のセッションでした。正直に話してみて、よかった。まさしく、来るべきときに来ますね。この「参りました」。


 クライアントさんが、今まで苦手としていたことに取り組んでみることが決まったセッションとなりました。苦手に取り組むと、人間別人になるのです! 私がそうであったように。


▼待てない、せっかち、計画をばっちり立ててすべて達成できないと落胆。相手の返事が遅いとどうしてだろう?と気を揉み、相手をせかす。(本人促進しているつもり)長い文章が書けないし、(速くできることがいいことと思っていた)セミナーのパワーポイントは4時間で120枚の文字ばかり。慌てるのでものを壊す。カットしやすい。ジャッジして、自分が正しいと思い込む。ケアレスミスが多く、メルマガの読者さんからクレーム。共感的理解ができない。人に謝ることが苦手。自我が強い。 ▲ 


 これは、つい6年前の私のことです。こんな私が今は全くの別人になりました。失意のどん底から別人になったとか、そういう類ではなく、なんとなく、今までの自分では壁を乗り越えられないような気がしている時というのもあると思います。そんなとき、自分の苦手なことに取り組むときなのです。歌うことが苦手だからとか、そういうスキルというよりも、まだ取り組んだことのない「自己基盤」の苦手という感じでしょうか。

 例えば、よくお話しさせていただいている自分のエピソードで言えば、アパレルの時の社長に「苦手な人と仲良くなりなさい」と言われたことだったり、独立して2年目に私のコーチから「苦手だかやらやるんだよ」と私が一人旅苦手だと言ったら、そういわれました。はたまた、独立して5年目のころ、スピリチュアルカウンセラーの久保さんから「ゆっくりしなさい。南の島でも行ってきたらどうですか?」と言われたこと。ドキっとするフィードバックですが、自分がまだ開けていない扉があったのか! と同時にブレイクスルーの兆しがみえて、スッキリもしました。実際に、これらの扉の先の未来は、素晴らしい景色が広がっていました!




 特に自分が変わったときは、「苦手」にしていた分野に勇気を出して突き進んだ時だったのです。でも同時に、大きく自分の可能性を広げました。私が「苦手」と思っているだけで、それが「得意」な人もいるんだから、まあ、やってみたらいいよね、というだけで、やってみたら、むしろそっちのほうに未来の自分がいたんですね。
 

 私のやり方としては、私の苦手なことをやっている人を観察するということ。一緒に行動してみたりすると、「へぇ!」と思うこともたくさんあって、尊敬のまなざしに変わってしまうのです。苦手が憧れになって、気づけば自分もそっちになっていました。ちなみに、1D1U EVENTのEpi.2 『まねる』では、そんな話をしようと思っています。

 

 そもそも憧れるって、自分にはなくて、苦手な相手にはあることだったりします。自分と似ている人に憧れたりしないんです。だから、苦手(憧れ)にはものすごい可能性のスイッチがあるのです。