人前でプレゼンテーションをするとき、あなたはどんな服装を着用するでしょうか? 会社の中か、地域のコミュニティの中か、パブリック向け大勢の前でのプレゼンなのか? YouTubeでなのか? TOPにあせて決めるでしょうか?
あるクライアントさんが、地域が主催する講座の中で、プレゼンテーションをするそうで、その時の服装について相談したいという『ひとみの部屋』がありました。これまで、ジャケットなどのきちんとしたスタイルの人がいたり、カジュアルな人もいたそうです。ビジネスの場でなく、地域のコミュニティの場において、自分の経験をシェアする場なので、どちらのスタイルが良いか、悩むところのようでした。
「きちんと VS カジュアル」、どっちのほうが、話を聴いてもらえるのでしょうか? どちらのほうが、ターゲットにマッチしているのでしょうか?
私はフィードバックしました。「きちんとか、カジュアルか? 選択肢が2つしかないですね。その中間はどうでしょう?」と。
クライアントさんは、「クリエーターのような感じでしょうか?」と言いました。
例えば、教授の成田悠輔さんは、YouTubeによく出ていらっしゃいますが、きちんとしているのか、カジュアルなのか、分からないけど、なんかオシャレっぽい。オシャレすぎるわけでもないし、ちょうどいいというか。でもなんかオシャレ。(笑) つまり、きちんとでもなく、カジュアルでもないゾーンが存在するのです。「オシャレゾーン」とでも言いましょうか。例えば、デザイナーズブランドのものを着ると、1枚で個性が演出できると思います。
私は、デザイン性のある服や、個性的なモチーフなどの服をよく選んでいます。以下は、7月のセミナーできた服3着です。
独立してから数年は、企業や商業施設など、外部のセミナーをよく依頼されていまして、服装選びに困ったものです。アパレルの人が多いから、カジュアル目でいいかな?と考えたこともありました。というか、「きちんと」していったことがありませんでした。(笑)
あるとき、「カジュアルすぎる。そこが気になって、いい話も入ってこない」というお叱りをいただいたことがありました。
なるほど!服装が気になってしまうと、話しどころではなくなるのだなと気づきました。例えば、ニュースキャスターの服装が気になって、お天気が入ってこないみたいなことです。(笑)プロになるのなら、改善すべきだと考えました。
そして、相手に合わせるというよりも、「相手に違和感なく、受け入れてもらえる服とは何か?」を考えて着用するようにしているのです。
そうすると、「デザイン性のある服で、きちんと感があるもの」というところに落ち着きました。きちんと感とカジュアルの中間、オシャレゾーン。とても曖昧ですが、(笑)どちらかというと、人から褒められることの方が多いです。あんまりネガティブ感情を与えないという、無難なゾーンでもあります。
つまり、クライアントさんの場合のプレゼンテーションの服装は、「きちんと」でも「カジュアル」でもなく、「オシャレゾーン」が一番だと言えるでしょう。このゾーンは、相手に違和感を与えず、話を聴くことに集中させるための空間を作ります。私たちが表現したいメッセージは、私たちの服装によって強調され、または妨げられます。だからこそ、服装選びは重要であり、自分自身のブランドとメッセージを反映するための重要な手段なのです。
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