「整理整頓に苦手意識がある」というテーマがセッションで取り上げられました。多くの方が、様々な本を読んで実践しようとされたことでしょう。しかし、それでも上手くいかない場合、どのようなアドバイスが役立つのでしょうか?
私自身、整理整頓には自信があります。10年前と比べ、現在はさらにスキルアップしています。整理整頓が既に得意な方でも、思考の転換により、さらにそのレベルを高めることが可能です。
収納の工夫を考えている時点で、物が多い証拠です。物が少なければ、収納について考える必要はありません。
私が重視するのは、終活の観点です。
もしも突然のことが起きたら、誰かが私の部屋を片づけることになるでしょう。その人の時間をできるだけ奪いたくないし、私の持ち物が全て見られても構わない状態にしておきたいと思っています。
3年前、父が骨折で入院した際、私は父の事務所の整理を手伝いました。家族内で、誰が一番頑張っているか? (笑) 喧嘩が起こるもあります。できるなら、本人に片付けしてほしかったと感じた瞬間です。
結果的に、その事務所を整え、リフォーム後には賃貸として収入を得ることができました。整理整頓をすると、こんな素晴らしいこともあるのです!(笑)
一方で、片付けていないと、認知症などになってしまった場合、口座が凍結されるような状況も想定されます。遺族が後から困ることがないよう、事前に整理整頓しておく必要があります。
つまり、私の整理整頓への取り組みは、人生において重要な意味を持っています。
この視点はクライアントさんにとって新鮮だったようで、整理整頓が「緊急かつ重要」な作業として認識されるようになりました。私たちの周りの人々の幸せのためにも、整理整頓は大切です。私たちは死んで何も持っていけませんが、残された人々のために、価値ある何かを残したいものです。
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