真実のターゲット:架空の人物ではない、リアルなコネクションの構築

 また、久しぶりのクライアントさんの単発セッションがありました。またも当日依頼です。(笑)

 私のWEBSITEのトップページを見て、美術館で初めてモネの絵を見た時のような感動を覚えたとの素敵な感想をいただきました。これもすべて、優れた感受性をお持ちの方だからこそ感じられることでしょう。ちなみに、トップページには妹が描いた絵をこっそり使用しています。

 このクライアントさんは、自分の学んできたことを人に伝えたいという思いを持っていますが、思いの強さに言葉が追いつかず、なかなか第一歩を踏み出せないでいました。

 セッションがはじまり、クライアントさんが話し終わるまでの15分後、私は言いました。「自分の言いたいことを自分の言葉で表現することでいいんですよ。今は多様性が求められる時代です。自分が発する言葉が好きな人に自然と届くのです」と。

 実際、このクライアントさんも、私の言葉や発信が好きで、多くのコーチがいる中から私を選んでセッションを申し込んでくれました。最近では、ChatGPTを利用して発信の質をさらに高めていますが、それによってより多くの人に伝わるようになってきていると感じます。

 しかし、ビジネスの観点から考えると、自分の想いだけで発信を始めることにはリスクが伴います。重要なのは、発信を始める段階で既にそのメッセージを受け取りたいと思っている人がいるかどうかです。

 19年前、アパレル店長としてブログを始めた時、私は誰に読んでもらいたいかが明確でした。最近始めたリールは、姪がリアルターゲットです。長年書き続けているメルマガは、英会話の先生に読んでいただきたい内容です。これらのターゲットにしっかりと届いているからこそ、他に誰が読んでくれるかは気にならずに発信を続けられています。

「リアルターゲットとは、実際の人間のことです」と、私がお伝えしたところ、クライアントさんは大変驚いていました。多くの場合、「ある年齢の、特定の特徴を持つ人」という架空の人物をターゲットにするよう言われがちですが、私にはそれが嘘っぽく感じられ、実践できませんでした。このクライアントさんも同じような感覚を持っていました。

 この久しぶりのセッションを通じて、クライアントは自分の表現をどのように進めていけばよいかの方向性を見出したようです。私も、ChatGPTの有料版を駆使して、生産性を大幅に向上させながら、これまで以上に素晴らしいサポートを提供できることを楽しみにしています。