ALL EARSコミュニティで、WEグループのLesson 2から学んだことを共有したいと思います。今回は、「ChatGPTの傾聴の姿勢」についての第1章-1の朗読がテーマでした。
本書の対話を通じて、ChatGPTとLifeCoachの間で、傾聴の技術、無条件の肯定的関心の重要性、そしてアクティブリスニングの実践に関する深い洞察と理解が共有されました。
朗読後のディスカッションでは、傾聴の学びと実践の機会について興味深い話題が挙がりました。ある参加者は、傾聴を学んだものの、実践する場が少ないと感じていると述べました。特に、部下を持つ人や職業上傾聴が求められる場合には、学ぶ理由が明確になるかもしれません。
これまでも「傾聴力を学んでも生かせる場がない」という声を何度も耳にしましたが、私は、一対一の場だけでなく、自らが学び手となる場面や、英語のレッスンなどで、聞くことに集中できるようになったり、聴力自体が向上していくことを実感しています。
そのあと、別の参加者は、質問を多くすることで自然と他人の話を聴く機会が増えるという、もっと本質的な観点を共有しました。
確かに、コーチングでは最初にコーチが質問をしますし、傾聴は質問から始まります。しかし、初対面で「私は、全身で聴きますよ! : "I'm all ears."」と言われても、話し始めるのは難しいものです。カウンセラーに「どうぞ話してください」と言われても、いきなり話せなかったという話を聞いたことがあります。
つまり、対話は質問から始まるという基本的な原則に、新たな気づきを得ました。
このChatGPTとの傾聴に関する本でも、対話は常に私からの質問で始まります。また、英会話レッスンでは、題材を提供しなければレッスンが始まらないこともあります。過去にメルマガを書けずにレッスンに臨んだ際、英会話の先生が困った顔をしたことがあり、それが申し訳なくて、次のレッスンで謝罪の手紙を書いたことがあります。質問や話題の提供が、対話のスタートに不可欠であることが再認識されました。
傾聴(対話)は、質問からはじまるのです。質問を意識してみることで、相手は話しやすくなりますし、自分も質問されたら話せるのではないでしょうか? ライフコーチは、質問するから、クライアントさんから答えを引き出せるのです。
参加者の皆様のお陰で、執筆した本がさらに深まる喜びを感じています。本を一気に1冊読むのと、こうして、小見出しごとに、皆さんで朗読し、考察していくことで、全く新しい価値を生み出します。まさ、最小限を最大限に生かすを体現しています。
さらに、「傾聴には目的があった方が良いのではないか?」という疑問が提起されました。この点については、次回の記事で詳しく触れていきたいと思います。
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