冷静に決断する方法:感情と直感のバランスを取る

 日曜日のSHSでは、4つの質問をいただきましたので、その1つをシェアしたいと思います。

Q: 冷静になるためにはどうしたら良いのかが知りたいです。
冷静になるためには、一旦自分の気持ちを受け入れる必要もあるのでは?と思いますが、瞬時に切り替えるにはどうしたらよいのか?やはり鍛錬が必要なのでしょうか。
よろしくお願いします。

概要:私は、飛行機搭乗30分前にiPhoneをアップデートしてしまい、搭乗券が表示できなくて、どうしよう?! となった時のエピソードからの気づきを話しています。


 あのとき驚いたことに、感情を味わいつつ(身体が震えていた)、冷静に次の手を考える脳、直感が機能していたことを、また上から俯瞰する自分もいました。


 私が話したことを文字起こしし、それをChatGPTにまとめさせたものが以下になります。なので、実際話したよりもずいぶん真面目になっていますが、しっかりまとめて頂きました。


冷静に決断する方法:感情と直感のバランスを取る


ビジネスや日常生活での決断は、しばしば予期しない状況下で迫られることがあります。その際に冷静さを保つことは、適切な対応をするために極めて重要です。本記事では、冷静になるための具体的な方法を探ります。

感情を受け入れる 

冷静になるための第一歩は、自分の感情を認識し、それを受け入れることです。感情は避けて通れないものであり、それを無視することはかえって状況を悪化させる可能性があります。例えば、飛行機に乗る際にスマートフォンがアップデート中で登場券が表示できない状況は、多くの人にとって焦りや不安を引き起こす出来事です。このような時、まずはその感情を「これは焦るべき状況だ」と認めることが大切です。


状況を理論的に分析する 

次に、感情を認めた上で、状況を客観的かつ理論的に分析します。感情に流されずに問題解決のための具体的な手段を考えることが求められます。例として、飛行機の搭乗券が必要な時には、まずは可能な解決策を一つずつ検討し、それを試みることが重要です。無事に搭乗券を取得するためには、空港のWi-Fiを利用したり、航空会社のウェブサイトをチェックしたりといった複数のアプローチが考えられます。


情報を活用する 

冷静さを保ちながら問題解決を試みるには、利用可能なすべての情報を活用することも有効です。予約番号が必要な場合は、事前にメールをチェックしておく、スマートフォンだけに依存せず、必要なアプリや情報が他のデバイスにもアクセスできるように準備しておくなどが考えられます。


持続的な訓練 

最終的に、感情をコントロールし、理論的に状況を解析する能力は、日常的な訓練によって向上します。感情が高ぶった時には、それを意識的に味わい、感情が自然と落ち着くのを待つこと。これを繰り返すことで、感情と直感のバランスを取りながら、より効果的に冷静さを保つ方法を身につけることができます。


実践的なアプローチ 

冷静さを保つための具体的な訓練方法としては、瞑想や呼吸法などが有効です。これらの技法は、心を落ち着かせ、感情の波を穏やかにするのに役立ちます。また、状況が許すならば、一時的にその場を離れて、物理的にも感情的にもリセットする時間を持つことも推奨されます。

このようにして、日常やビジネスのさまざまな状況において、冷静かつ効果的に対応する能力を養うことができます。感情を適切に管理し、問題解決のための冷静な判断を下すことで、どんなに困難な状況でも最適な結果を引き出すことが可能になります。


 

 感情を横に置きつつ、同時に理論的な考え方も行うことは、まるで幽体離脱のような俯瞰的な状態を体験することに似ています。私は実際に幽体離脱を経験したことはありませんが、このような状態に到達するには一定の訓練が必要です。私がこの技術を身につけることができたのは、海外旅行での数々の失敗を乗り越える中で鍛えられたからです。

 感情を横に置きつつ理論的な思考を行う「二刀流」アプローチは、感情的かつ直感的な思考(システム1)と論理的で分析的な思考(システム2)をバランス良く利用する戦略です。心理学のデュアルプロセス理論に基づいており、迅速な判断が求められる一方で、冷静かつ詳細な分析も必要とされる状況で特に有効です。 感情を一時的に置いておくことで、より客観的かつ詳細に状況を評価でき、その後で感情を取り戻すことで、得られた情報を全面的に評価することが可能になります。 

 また、このアプローチにより、直感のみに頼るのではなく、その直感が指し示す方向性を理論的に検証することもできます。これにより、より精度の高い意思決定が行えるようになり、結果として個人のパフォーマンスの向上や満足度の増加につながります。 

 この「二刀流」アプローチを日々の生活に取り入れることで、ストレスに強い柔軟な思考が身につき、さまざまな状況に対応する能力が向上します。これは、個人の成長だけでなく、プロフェッショナルとしての資質を高めるためにも非常に価値のあるスキルと言えるでしょう。


★質問者さまからご感想をいただきました。

感情を味わう自分と、状況を俯瞰して見る自分、両方を切り離すのですね。

感情を感じてる真っ最中になかなかできるかどうか…特に怒りを感じてしまった時が1番、厳しいです。
最近は表面的には抑えられるようになってきたのですが、後でモヤモヤ大爆発、引きずることが多いです。それも学びだと頭ではわかっているのですが、心が追いつかないです〜。
「抑える」よりも、感情を味わおうとする癖をつけたいと思いました。そして、どうしたい?と自分に問う。
まず、そこからですね。


興味深い質問をありがとうございました!