金曜日の朝。いつものように『Grit & Glamor』の執筆に向かう私。今日は再来週の分、渋谷店の売上が上昇し始めたあの頃のエピソードを綴っています。これまでは、20年前だけど、そんなに色褪せていない手帳を参考に書いていたわけですが、2004年7月から、私の記録魔人生に大きな転機が訪れました。それまでこの手帳に綴っていた日記が、7月からはブログへと姿を変えたのです。手帳は予定と目標を記す場所へ、そして新たに「気づきノート」なるものが誕生。ブログのネタ帳として大活躍することになりました。
この「気づきノート」と古いブログを読み返していると、まるでタイムマシンに乗ったかのように過去の自分に出会えます。すっかり忘れていましたが、本田健さんのセミナー参加デビューをしていました。女性起業家のパイオニア、経沢香保子さんの「女性力」というテーマのセミナーにも参加していたっけ。いにしえの出来事が、鮮やかによみがえってきます。
そして、驚きの発見が!クリスマスツリーコンテストで60店舗中3位になっていました。デザインセンスあるスタッフと一緒に頑張って飾り付けたあのツリーの写真がブログに残っていました。マークシティでの年末親睦会での賞金3万円や、ディズニーランドペアチケット当選のくだりを読むと、思わず顔がほころびます。
毎晩遅くまでブログを更新していた過去の自分に、今の私は感謝の気持ちでいっぱいです。「きっといつか役に立つはず」という漠然とした思いが、20年後の今、自叙伝執筆という形で実を結んでいるのです。
そんな中、2005年の年明けセールでのエピソードが、英会話の先生との会話をきっかけに新たな意味を持ち始めました。カリスマ店員として有名なある人物との2回の出会い。1回目は「空調の音がうるさいね」、2回目は「そのパンツ可愛いね」。単なる何気ない会話だと思っていましたが、実はこれ、私自身の変化を映し出す鏡だったようです。
同一人物が、ネガティブな言葉から褒め言葉へ。この変化は、私自身の成長を表していたのかもしれません。20年の時を経て、やっと気づいた小さな、でも大切な変化。人からかけられる言葉が、自分の変化を映し出すバロメーターになるなんて。そのころから、オーラーが変わり始めたのかもしれません。
ブログ歴20年。一日も欠かさず書き続けてきた日々が、こんな風に新たな発見をもたらしてくれるとは驚きです。明日からのブログ更新が、またひとつ楽しみになりました。さて、次はどんな「気づき」が待っているでしょうか?
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