未来が思い描けないのはなぜ?

 先日の1D1U Camp のSuday Hitomi Serviceで、もう一つ興味深い質問があったので、Zoom Live前にChatGPTに投げかけて、対話をしながら答えを見つけていった過程をシェアします。


Q. 質問は未来をビジュアライズするとは?です。ChatGPTに投げかけてみて、確かに、具体的な1日を返してくれましたが、まだ、物足りないです(笑)映画やドラマをあまり見ないから、イメージ(映像化も)しにくいのかなぁ。そういえば、映画やドラマのこのシーンが好きというのがないですし…。自分の中の、理想とする映像(画像)ストックが少ない気がしました。それと、どんな未来を創造したいか?も、ぼんやりとしたものしか考えられず、弱い願いなんだと思います。強く願った時、イメージできた時は叶うような気もしますし。ビジュアライズ力(りょく)をアップさせたいです。



ChatGPT:これはとても興味深い質問ですね。ビジュアライズ(視覚化)力をアップさせることは、自己実現や目標達成において非常に重要です。以下のように答えることができるかと思います。

未来をビジュアライズするとは?

ビジュアライズ、つまり視覚化とは、あなたの理想や目標を、まるで現実のように鮮明に頭の中で描くことです。これには具体的なイメージや感情を伴うことが大切です。視覚化の力は、まさに成功を引き寄せるカギとなります。

ビジュアライズ力をアップさせるためのステップ:

インスピレーションを見つける:

 映画やドラマのシーンが少ないということでしたが、これは逆に自分のオリジナルな未来を創り出すチャンスでもあります。例えば、自分の好きな場所や、過去に訪れた美しい場所を思い浮かべることから始めてみてください。また、アートや音楽、自然の風景からインスピレーションを得ることも有効です。

具体的に描く:

 未来を具体的に描くことが重要です。ぼんやりした願望ではなく、詳細に描くことがポイントです。例えば、「成功した自分」を思い浮かべるとき、その場面を詳細にイメージしてみてください。どんな服を着ていて、どこにいて、誰と一緒にいるのか?そのときの感情や、周囲の匂い、音、雰囲気までできるだけ詳細にイメージしましょう。

視覚以外の感覚も使う:

 ビジュアライズは視覚だけに限りません。音や匂い、感触など、他の感覚も使ってイメージを強化することができます。たとえば、成功した自分の周りで鳴り響く拍手の音や、その瞬間に感じる喜びの感情、成功の味を思い浮かべてみてください。

小さなステップを積み重ねる:

 最初は小さなイメージから始めて、徐々に詳細を加えていくのも効果的です。例えば、明日どんな一日を過ごしたいかをイメージすることから始め、その積み重ねがやがて大きな未来のビジョンへと繋がっていきます。

視覚化の練習:

 毎日のルーチンに視覚化を取り入れることをお勧めします。瞑想やリラックスした時間を使って、定期的に未来を視覚化する習慣を作ることで、ビジュアライズ力は確実にアップしていきます。

また、自分がどんな未来を創造したいのかがまだ明確でないと感じることもあるかもしれませんが、それはまさに「これから」の楽しみです。小さな願望や興味から始めて、それを徐々に深めていくことで、やがて強い願いとなり、具体的な未来のビジョンへと育っていきます。

大事なのは、自分自身を焦らずに、楽しみながらその過程を進めることです。少しずつイメージを膨らませて、未来を描く力を強化していきましょう。それが、あなたの理想の未来を引き寄せるための第一歩となるでしょう。

LifeCoach:ありがとうございます。また別の角度なんですけれども、自分の未来をイメージしてはいけないみたいな、そういうブロックみたいなのもある可能性ありますよね。

ChatGPT:確かに、それも十分に考えられることですね。自分の未来をイメージすることに対して、無意識のうちにブロックがある場合、その原因を探ることが重要です。このようなブロックがあると、視覚化がうまくいかず、未来のビジョンがぼんやりとしてしまうことがあります。

いくつかの可能性として考えられるブロック:

過去の失敗やトラウマ:

 過去に目標を立てたものの、それが実現しなかった経験や、失敗したことがあると、無意識のうちに「未来をイメージしても意味がない」という考え方が根付いてしまうことがあります。

自己価値の問題:

 「自分は成功する価値がない」や「自分にはそんな未来がふさわしくない」といったネガティブな自己評価が、未来をイメージすることへの抵抗感を生んでしまうことがあります。

恐れや不安:

 未来をイメージすることが逆に不安を引き起こす場合があります。例えば、成功した自分をイメージすることで、それに伴う責任や期待がプレッシャーになることも考えられます。

社会的・文化的影響:

 「謙虚でいるべきだ」といった社会的な価値観や文化的な影響も、自分の未来をイメージすることに対するブロックとなることがあります。自分の成功や夢を公に語ることが好ましくないと感じる場面もあるかもしれません。

これらのブロックを解消するためのアプローチ:

自己理解と内省:

 まず、自分の中にどんなブロックがあるのかを理解することが重要です。ジャーナリングや瞑想を通じて、自分の感情や思考を整理し、なぜ未来をイメージすることに抵抗があるのかを探ってみましょう。

肯定的な自己対話:

 自分に対する肯定的な対話を続けることが大切です。「自分には成功する価値がある」「未来をイメージすることは自分を成長させる」など、ポジティブな言葉を使って自己を励ましましょう。

小さな成功体験を積み重ねる:

 大きな未来をイメージすることが難しい場合は、まず小さな目標を立て、それを達成することから始めるのも効果的です。小さな成功を積み重ねることで、自信をつけていくことができます。

他者のサポートを得る:

 コーチやメンター、信頼できる友人など、他者のサポートを得ることで、ブロックを解消する手助けになります。時には他人の視点から自分を見ることで、新しい気づきが得られることもあります。

未来をイメージすることに対するブロックは、決して珍しいことではありません。しかし、それに気づき、それを解消していくプロセス自体が、未来を切り開くための大切なステップとなるでしょう。焦らずに、少しずつ進んでいきましょう。

 このやりとりをシェアしたところ、質問者の方から、確かに視覚が優位ではないと感じており、さらに「自分なんて」とか「それが実現すると忙しくなりそうだから、なりたいけどなりたくないかも」といったメンタル面でのブレーキがかかっていることに気づいたとのことでした。

 そのあともじっくりと考えたそうで、自分の願いがすべて「外見」に関することばかりであることにも気づいたそうです。たとえば、ファッションセンスを良くしたい、字を上手くなりたいなどの願望です。しかし、これらは自分の努力次第で叶えられることですね。努力や継続を重ねることで、もっと多くの願望が出てくるかもしれません。

 そのうえで、「ビジュアライズする力」を鍛えることについて考えました。私自身も視覚優位の人が多いアパレル業界に転職するまでは、言語優位で、目で見て記憶するということを意識したことがありませんでした。そのため、フォトリーディングの講座を受講したときには苦手意識が強かったです。しかし、今では視覚を鍛えることで、ネットの情報などを驚くほど速く、まるでフォトリーディングのようにキャッチし、後から自分で理解するという方法で、情報処理能力が大幅に向上しました。つまり、五感も努力次第で鍛えられるということです。

 ビジュアライズが苦手である背後には、実際にビジュアライズを阻む無意識のブロックが存在していることがあります。しかし、想像することからすべてが始まるというのは、まさに真実です。

ジョー・ディスペンサー博士的アプローチ:

 ディスペンサー博士が教えているように、私たちの脳は、現実と想像の区別をつけることができません。つまり、強くビジュアライズすることで、脳はそれを現実と認識し、その状態を引き寄せようとするのです。しかし、もし無意識のうちに「それをビジュアライズしてはいけない」というブロックがあると、脳はその未来のビジョンを現実として受け入れず、そのエネルギーを十分に引き寄せることができなくなってしまいます。

では、どうすればよいのでしょうか?

 まずは、自分が感じているそのブロックに気づき、それを解放することが大切です。ディスペンサー博士の教えに沿って言えば、瞑想を通じて深い内省に入り、自分の中に潜んでいる恐れや不安、そしてそれを支える信念を明らかにすることが必要です。その信念が、「自分にはそれを達成する価値がない」といったネガティブなものなら、それを肯定的な信念に書き換えることが重要です。

 例えば、「私は成功する価値がある。私が描く未来は、私にとってふさわしいものである」という新しい信念を持つことです。この信念が確立されると、脳はその未来を現実として受け入れ、その状態を引き寄せるための行動を自然と取るようになります。

 さらに、ディスペンサー博士は、感情がビジュアライゼーションの鍵であると強調しています。未来をただ視覚化するだけでなく、その未来がすでに現実になったときの感情を今感じることが重要です。喜び、感謝、愛などのポジティブな感情を伴ってビジュアライズすることで、その未来はより一層引き寄せられます。

 つまり、想像することは単なる思考の遊びではなく、現実を創造するための強力なツールなのです。

 まずは、自分の内側にあるブロックを解放し、その上で新しい現実を感情を伴ってビジュアライズすること。これが、理想の未来を創造するための鍵となります。ビジュアライズが苦手な方も、まずは小さな一歩から始めてみてください。毎日の練習を通じて、その力は確実に強化され、やがて大きな変化を生むことでしょう。