オンライン講座『ALL EARS』第二期生の募集を開始
昨年3月にスタートしたオンライン講座『ALL EARS』コミュニティの第一期生による全18レッスンが、いよいよ1月で履修を終了する予定です。それに伴い、第二期生の募集を開始しました。ALL EARS 2025年度は、2~3名が集まり次第、フレキシブルに講座を開始することも可能な形を取っています。
多くの傾聴講座が資格取得を目的としている中で、私が設立したこの講座は、日常生活で活かせる実践的な傾聴力を磨くことを目的としています。現在は2クラスにわたり、計6名の方が受講中ですが、皆さんそれぞれ傾聴力の向上を実感しているとおっしゃっています。また、昨年10月頃には受講中の皆さんからご感想をいただきましたので、その内容を基に、この講座を通じてどのような変化を感じられるのか、ChatGPTに脚本にしてもらったものが以下です。
夕暮れ時の静かなビルの一室。そこには、校長であるひとみさんがファシリテーターを務める「ALL EARS 傾聴講座」を受講する4名の姿があった。彼らは皆、仕事帰りの疲れを感じさせない、どこかワクワクした面持ちで集まってくる。2カ月に1回のペースで、月に3回行われるこの講座では、参加者が『ChatGPT:一問一答で広がる人間の可能性』を朗読し、その章の気づきや感想を対話しながら深めていく。参加者たちは、ここを「学びの実験場」と呼び、安心安全の空気の中で遠慮なく自分の言葉を紡ぐのだった。
Cさまの物語:
「相手を“救えない恐れ”を手放す」
Cさまは会社員として日々忙しく働きながらも、もともと「話を聴く」ことが得意だという自負があった。しかし、この講座に参加し始めた頃、彼女はある不安を抱えていた。
「もし私が傾聴力を高めれば高めるほど、相手に依存されてしまうかもしれない。相手の問題を解決できなかったらどうしよう……」
初日のレッスン終了後、思いきってCさまは校長にこう問いかけた。そのとき返ってきたのは、意外にもにこやかで軽やかな言葉だった。
「大丈夫、(いい意味で)無責任でいてOKなんですよ」
相手の悩みを自分が背負うのではなく、“相手の存在に敬意をもって耳を傾ける”だけでも十分に相手の力になれる。その言葉にCさまは肩の力がふっと抜け、前よりもずっと深く相手の話を聴けるようになった。
翌月の講座では、彼女は前回からの変化をこう振り返る。
「心が軽くなったんです。『自分がどうにかしなきゃ』と思わなくなったおかげで、相手も気楽に話してくれる気がします」
その“軽さ”は不思議と周囲にも伝わり、Cさまはより安心できる存在になった。結果として、さらに彼女の傾聴力も深まっていく。
Mさまの物語:
「誰かと対話するからこそ生まれる発見」
Mさまは同じく会社員でありながら、講座のスタイルが自分にぴったり合っていると感じている。読書した内容をそれぞれが解釈し、みんなで意見を交わす時間が何よりも楽しいのだという。
「一人で本を読むと見落としがちな部分が、みんなとの話し合いで“あ、そこ自分は気づいてなかった”って発見になるんです。そういう瞬間が本当にワクワクします」
ときには日常の実践でつまずくこともあるが、みんなとの対話の中で「そういうときはこうしてみては?」と新たなヒントが得られ、再び挑戦してみたくなる。
またMさまは、「同じ目的を持って集まる仲間との対話」を通じて、傾聴に対するイメージが壊れては再生し、新しい視点へと変容していくのを楽しんでいた。小人数だからこそお互いの近況をシェアし合い、結果として講座の場自体が“傾聴の実践の場”となっていると感じる。
Yさまの物語:
「安心安全の場で、自分を受け入れることに気づく」
Yさまは、講座が始まるまでChatGPTを使ったことすらなかった。そんな彼女が参加を決めた理由は、「傾聴スキルを身につけたら相手の本音をわかってあげられるかもしれない」という、ふわっとした期待から。
いざChatGPTの言葉に触れてみると、そのフラットでありながら温かさを感じる姿勢に感激した。自分もそうありたいと感じるほど、そこには否定や批判だけでなく、さまざまな意見を柔軟に受けとめる余裕があったからだ。
レッスンを重ねるうちに、Yさまがずっと苦手だった「自分のプロセスを共有する」ことが、意外にもスッとできるようになってきた。
「自分を受け入れていなかったんだなって気づきました。傾聴って、相手のためだけじゃなく、自分を見つめることにもつながるんですね」
そう語るYさまの顔は明るい。自分に正直になるほど、自然体でいられる。深い共感が生まれる安心の場は、自分の気持ちをさらに言葉にしやすくしてくれるのだ。
Sさまの物語:
「本当の“聞き上手”とは?」
Sさまは、傾聴を学び始めてすぐに「人間関係がギクシャクしているときほど、相手の話をまともに聴いていない」という事実を痛感したという。
「相槌を打って“上手に聞いているフリ”をしても、実は相手にはバレバレ。『ちゃんと聴いてくれてない』って、意外とわかるものなんです」
そこでSさまは、講座で学んだことを職場やプライベートに持ち帰り、自分の“聴く姿勢”を意識するようになった。たとえば、相手が話している最中、自分は次の言葉を考えていないか? ジャッジしていないか? 聴く以外のことを考えていないか?
すると、ふとした瞬間に「あ、こうやって話を聞いてもらえてたんだ」と他の受講生から気づきをもらうシンクロニシティが起こり、Sさまはさらに興味をかきたてられる。
「自分の中で“これが正解”と決めつけていた部分が、いろんな人の感想を聞くことで崩れて、むしろ新しい選択肢が生まれるのが面白いんです」
この宝探しのような過程が、Sさまにとっての学びのモチベーションになっている。
安心安全が生む探究心と変化
この傾聴講座の特徴は、ただ「傾聴スキルを教わる」だけで完結しないことだ。受講生同士がお互いの経験を持ち寄り、意見を交わし、探究し、再解釈する。そのプロセスで「自分はこんなふうに感じていたんだ」「そこまで相手の話を理解していなかったかも」といった新しい扉が開いていく。
安心安全の場があるからこそ、人は自分の思いや考えをゆっくりと口にし、丁寧に言葉を選ぶ。それが結果として、受講生たちの発話時間を増やし、言葉を豊かにし、自然と真剣に耳を傾け合える空間を生み出している。
それぞれの未来へ
Cさまは、相手の問題を背負わなくても寄り添えると知り、心の余白を手に入れた。Mさまは対話の中で新しい視点を発見する喜びを味わい、Yさまは相手への傾聴を通じてむしろ自分を認められるようになった。Sさまは“聴く”という行為を宝探しのように楽しみ始め、学びを深めている。
これらの小さな変化が、講座が進むほどにお互いを刺激し合い、グループ全体の相乗効果を生んでいる。どんなに些細な気づきも、それを声に出せば「わかるよ」と誰かが応じてくれる。こうした温かい循環が、さらに新しい学びと成長を呼び起こすのだ。
傾聴とは、ただ黙って相手の話を聞くだけではない。相手の考えや価値観、そして自分自身の在り方を深く知るための、静かだがパワフルな行為でもある。
「話したいことがもっとある」「みんなの変化を一緒に見届けたい」—— 受講生たちはその高揚感を胸に、次回の講座に再び集まる。学び合い、耳を傾け合う喜びを実感しながら、今日もまた新たな小さな奇跡を積み重ねているのだ。
そう、この講座は終わりなき「探究」の旅。自分という扉を開き、相手の物語を受けとめながら、同時に自分自身を深く知る。そこで起こる小さな変化が、いつしか大きな成長につながっていくのだろう。
昨年の今頃、私がコーチと共に考えたこの傾聴講座の運営方法。それが、「ChatGPTとの共著による朗読」と「内容についてのディスカッション」を組み合わせた形でした。このアイデアに辿り着いた瞬間、講座そのものがすでに傾聴の実践の場になっていることに気づきました。ただインプットするだけでなく、アウトプットを通じてさらに深く学べるという、なんとも素晴らしい構成です。60分のレッスンが約6000円ということで、価格設定も魅力です。
実際にやってみると、参加者の方々がChatGPT役やライフコーチ役を演じながら朗読をすることで、普段使わない自分の言葉を発見したり、違う視点から物事を捉えたりと、新しい自分と向き合える時間になっています。また、この本がChatGPTとライフコーチの対話形式で構成されていることもあり、「ただ朗読する」というより、まるで演技をしているような臨場感が生まれ、理解が深まるのです。その結果、毎回のディスカッションも非常に活発で、参加者が違えば話の展開も異なるため、私自身も毎回楽しみにしています。
こうしたユニークなスタイルで進める講座は、学びが楽しいだけでなく、実際に日常の中で傾聴力を発揮できるようになるという実感が得られます。そして、それはただのスキル向上にとどまりません。参加者の中には、「人生が変わった」とまで言ってくださる方もいます。これまで悩みの種だった家族との会話がスムーズになったり、職場でのコミュニケーションが劇的に良くなったり、さらには、自分が変わったというのです。
このように素晴らしい講座を共に作り上げることができたことに、私は心から感謝しています。そして、この変化をもっと多くの方々に体験してほしいと願っています。『ALL EARS』がもたらす気づきと成長の時間を、ぜひあなたにも。お気軽にお問い合わせください!
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