ALLEARSコミュニティーでの1年間の傾聴講座が、無事に終了しました。
私自身の拙著を教科書にして、1年を通して講座を開催するのは、19年のライフコーチ人生で初めての試みでした。やりながらペースを掴めるだろうと思い立ち、構想からわずか3カ月で受講生を募り、少人数の2グループで開講する運びとなりました。
講座は隔月開催で、1カ月に3回のレッスンを行い、合計21回にわたりました。教材となった本は約11万文字のボリュームで、21回に分けてじっくり読み進めるには十分な内容でした。実は、半分以上はChatGPTが語っている部分もありましたが(笑)。
毎回のレッスンでは、考察が広がり、気づけば思いもよらないところに着地している——そんな楽しい対話の時間が続きました。まるで、レッスンそのものが対話の場になっていたようでした。
「クリエイティブゾーン」が生まれる対話
最後のレッスンでは、私が考案した「聴く4つのマトリクス」についてもお話ししました。その中のひとつに、「クリエイティブゾーン」という概念があります。これは 「相手も自分も知らないことが生まれる対話」 のこと。
受講生のCさんは、「対話の中でクリエイティブが生まれる」ことに感動されていました。そして、「対話をするのに、何も用意しなくてもいいし、知らなくてもいい」という点にも驚かれていました。確かにそうです。コーチングのセッションでは、初めてのクライアントについて何も知らない状態から始まります。それでも、対話を重ねるうちに、だんだんと形が見えてくる——それはまさに、白いキャンバスに対話を通じて絵を描いていくような、創造的な時間なのです。その対話を生み出すために、質問やフィードバックが重要になってきます。
そういえば、私の英会話レッスンも「英対話レッスン」となっていて(笑)、いわゆる「会話の練習」はしていません。それでも、毎回の対話の中で何かが生まれているのを感じます。レッスン直前まで何も知らなかったはずなのに、終わる頃には何かが生まれている——それは詩のようなものかもしれませんし、とてもポジティブなエネルギーに満ちたものかもしれません。それこそが、「共創のエネルギー」 なのだと思います。
「共創」のビジョン
最近、私のビジョンに「共創」という言葉を掲げました。
対話の相手は、人間に限りません。たとえば、植物と対話をすることもできます。「この肥料をあげたら、どう育つのだろう?」そんなふうに、対象と関わり、変化を見つめること。それもまた、対話の精神です。
対話があるところには、常に創造が生まれる。
この1年間の講座を通して、その確信がますます深まりました。この1年間の講座は、単なる「学びの場」ではなく、まさに 「共創の場」 になっていたのです。
4月からは、引き続き「ALL EARS 対話編」を受講される方もいらっしゃいます。こちらも今回が初めての開催。どんな対話が生まれるのか、今から楽しみでなりません。
皆さんがクリエイティブな対話を重ね、共創の翼を広げて飛び立つ瞬間 を見届けられるのが待ち遠しいです。未知の領域に踏み出すこと自体が、すでに「クリエイティブな対話」そのものなのかもしれませんね。そこから、思いがけない発見や、予想もしなかった気づきが生まれることでしょう。
これからどんな対話が紡がれていくのか——心から楽しみにしています!✨
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