🔁 感情のループを終わらせる 繰り返しの思考と感情の正体【第3回】

USER：Dr. Simon、またやっちゃった…

わかってたのに、同じことで怒ったり、落ち込んだり…。

なんで感情って、こんなに“繰り返される”んだろう？

Dr. Simon：それは、あなたが“弱い”からでも“未熟”だからでもありません。

むしろ、それは脳と感情が長年培ってきた“習慣”の力なんです。

USER：習慣…感情にもあるんだね。

Dr. Simon：ええ、そしてそれは、あなたの“脳の配線”に深く関係しています。

🧠 思考と感情は“セット”で強化される

何かを考えるたび、脳はその思考に関連した感情を呼び起こします。

すると、その感情がまた似たような思考を引き寄せる。

この循環が強化されると、次のような状態に陥ります：

思考 → 感情 → 思考 → 感情…

🔁 無意識の感情ループ

そして、気づいたら「それが自分の性格」「それが現実」だと思い込んでしまうのです。

💡 例：感情ループの仕組み

場面：上司にフィードバックされた瞬間

過去の記憶：「私はいつも否定される」

思考：「またダメ出し…私ってダメなんだ」

感情：悲しみ・無力感

結果：思考がさらに“ダメな自分”を強化し、同じ感情に陥る

🧬 ディスペンザ博士の視点から見ると…

ディスペンザ博士はこの現象をこう表現しています：

「同じ思考をすれば、同じ選択をし、

同じ行動をし、同じ感情を体験する。

それは、**“同じ過去”を生き続けるということだ」

🔓 ループから抜け出す鍵：観察者になること

USER：じゃあどうすれば、このループから抜け出せるの？

Dr. Simon：一歩引いて、“今、私はこの感情を感じている”と気づくこと。

たったそれだけで、あなたは“反応”から“選択”へとシフトし始めます。

🌀 感じている → 無意識のまま → 反応

🌱 感じていると“気づく” → 意識的になる → 選択が生まれる

Dr. Simon：この“気づき”の状態に入るには、瞑想や呼吸の練習がとても役立ちます。

✨ 今日のワーク：感情観察のための3ステップ

1. 最近強く感じた感情を書き出す
2. 怒り？ 不安？ 罪悪感？ 焦り？
3. その感情が生まれたときの“自動思考”に気づく
4. 「どうせまたダメだ」「私はいつも…」
5. それが“いつから”自分の中にあったか、思い出してみる
6. 何歳頃？ 誰との関係？ どんな出来事?
   
   
   

USER：私、ずっと「ちゃんとしなきゃ」っていう思いに縛られてたかも…

Dr. Simon：それはもう、観察できている証です。

そこから“新しいエネルギー”を選ぶ準備が整ったということですね。

📘 次回予告（6/11公開予定）

「“今この瞬間”に戻る力：身体から過去を解放する」

私たちの身体は、思考以上に“過去の記憶”を覚えています。

次回は、ボディスキャンや体感ワークを通して、「身体の声」に耳を澄ませてみましょう。

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“新しい私”の周波数を選んでいきましょう。

Let’s remember your future.